ニュースと体験から読み解くリテール未来像 #19

マクドナルドのモバイルオーダーがついに日本でも開始。米国との「違い」と「利点」を徹底分析

前回の記事:
中川政七商店の旗艦店が、渋谷スクランブルスクエア11階にある理由を分析する

全国導入されたモバイルオーダーをさっそく体験


 2019年4月からマクドナルドの一部店舗で試験導入されていた、スマートフォンで商品の注文から支払いまでができるアプリが、2020年1月28日に全国導入されました。筆者は、さっそく初日に使ってみました。まず、使ってみた流れを簡単に紹介します。
 
  • マクドナルド モバイルオーダーの流れ

 専用のアプリ「マクドナルド モバイルオーダー」をダウンロードして、立ち上げると「モバイルオーダーをはじめる」ボタンがあり、タップして受取り店舗を選択します。

 店舗を選択すると、営業時間に対応して注文可能なメニュー(朝マックまたはレギュラー)が注文できるようになります。

 そこから注文したいメニューを選びます。この時点では注文は完了していません。次に実際に店舗に行きます。

 ちなみに、私はちょっと意地悪をして14時まで購入可能なランチセットを14時前にオーダーして、店舗では14時以降に受け取るという実験をしてみました。結果は、のちほど…。



 さて、店舗についたら、アプリで到着ボタンを押します。今のところドライブスルーには対応していないため、駐車場に車を停めて店内カウンターで受け取る必要があります。
 
クレジットカードを登録して支払いを行うと、オーダーが通ります。

 店内で食べるか、持ち帰りかを選べるため「持ち帰り」を選ぶと袋に入れた状態で用意してくれます。出来上がり番号に表示されるので、番号にしたがって受け取ります。
 
テーブルにはモバイルオーダー用の番号が記載されている。

 今回は、持ち帰りを選びましたが、テーブルに座ってから注文する「テーブルオーダー」もできます。手順は途中までは一緒で、店舗で食べるか持ち帰るかを選ぶ際に、「お店で食べる」を選択→「席までスタッフがお届け」を選択→「テーブル番号」を入力という流れです。テーブルオーダーは追加注文のときに支払い・受取りのために1階で並ばなくて良いため便利です。

 さて、「14時まで購入可能なランチセットを14時前にオーダーし、店舗では14時以降に受け取るという実験」の結果ですが、

 「ご注文いただいた商品は現在取り扱っておりません。一旦削除して取り扱い時間帯に再度ご注文ください」というエラーが出ました。

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