ニュースと体験から読み解くリテール未来像 #19

マクドナルドのモバイルオーダーがついに日本でも開始。米国との「違い」と「利点」を徹底分析

モバイルオーダーは客にも店にもメリット


 モバイルオーダーには、次のメリットがあります。
 
  • 客のメリット
・レジに並ばなくていい。
・メニューや味のカスタマイズを自分のペースで選べる。
・アプリに履歴が残っているので、次回の注文が簡単になる。
・追加オーダーが食べながら楽にできる。
 
  • 店(店員)のメリット
・オーダーに時間を取られないため、レジが長蛇の列にならないし、レジ担当の人を減らすことができる。
・アプリ内決済のため、レジの現金誤差トラブルが発生しない。
・聞き間違いで発生するメニューや、味のカスタマイズのオーダー間違いが解消する(カスタマイズは米国版のみ)。
・アプリに履歴が残っているためサイドメニューなどの注文忘れが減る。また、店舗で飲食中の追加オーダーが増加するため客単価が上がる。
 
 客と店の双方にメリットがあるモバイルオーダーは、米国では大手飲食店の多くに導入され、客単価向上などに成果を出しています。また、モバイルペイメントの発達した中国ではテーブルにQRコードだけが表示されており、メニューのない店舗も多いです。

 今後、日本でもモバイルオーダーが増えていくことでしょう。
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