TOP PLAYER INTERVIEW

海外D2Cは日本で成功するのか。Allbirds 日本代表とマーケティング責任者が語る、今後の戦略

日本のソーシャルグッドを盛り上げたい


——お二人のキャリアについてもお聞きしたいのですが、なぜAllbirdsを選ばれたのでしょうか。

蓑輪 私は新卒でNikeに入社して13年ほど勤めました。そこで経験したことが今の仕事に大きく生かせるというのがひとつの理由です。もうひとつは、レッドブルに勤めていたときに出会った20代の人たちからインスパイアされたこと。お酒を飲みながら彼ら彼女らがなぜ就職するのか、社会に対してどう思っているのかと話すうちに、私も世界のために何かアクションしたいと思うようになりました。

レッドブルの後は、ビルゲイツ財団に行ってSDGsに関わる仕事をしたのですが、Allbirdsでも日本人としてクライメート・チェンジ(気候変動)はじめ世界に対する旗振り役ができるという可能性を感じたんです。

竹鼻 私もNikeに12年いて、そのときの経験がコアになっています。一方で私は20代のころから自分の仕事が本当に社会の役に立っているのか、ずっと疑問でした。そんな中でアークテリックスというアウトドアの会社にいたときに、若くして非常に優秀で、人間的にもすばらしい部下に出会いました。また、若いお客さんたちとも関わるにつれ、若い人がとにかくすばらしく、自分の世代よりも進んでいるという意識を強く持つようになりました。

Allbirdsの話を聞いたのは、人のためになる仕事がしたい、若い人たちのために何かしなければいけないという思いが強くなっているとき。きちんと社会に還元できる仕事がここにあると思ったんです。



——最後に、今後への意気込みをお聞かせください。

竹鼻 今は社会や個人が環境に責任を持つようになる岐路に立っています。Allbirdsはその一助になれればと思っています。また、商業的にもそれを達成するために、今後の店舗展開やEコマースの成長も貪欲に考えていきます。

もうひとつは初心を忘れないこと。お客さんと話をしたり、靴を履いてもらえたりするのがすごくうれしいので、その気持ちを忘れないようにしたいですね。

蓑輪 私はAllbirdsで「Better World Society」のような組織をつくりたいですね。一緒に働きたい人も募集しているのですが(笑)、Allbirdsは素材に関する情報をオープンソース化しているので、日本全体のソーシャルグッドを盛り上げていきたいと思っています。
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