関西発・地方創生とマーケティング #17

「毎日そこにいること」シャープさん(山本隆博)

そこにあり続けることで、生まれる価値


 SNS上の振る舞いと言葉は優しくないとダメです。それから一歩引いて、自らの企業と、自分の言葉と振る舞いを俯瞰すること。なぜならツイッターを運営する私という存在は会社とお客さんとの真ん中にいるから。

 そして、毎日「そこ」にいること。お地蔵さんや街の祠のように、目立たずに毎日そこにいる。それが「ああ、この人は信用できるな」という安心感と信頼性につながっていくんです。

 いつもいるという価値、これはやっているうちに気づいたことです。フォロワーが着実に増えるから、それと分かります。そして会話量が増える。

 なので、寝ているとき以外は、常に頭の中にTwitterが立ち上がっている状態です。会議中もツイートします。

 切り分けという感覚がありません。慣れたからなのかもしれないけれど、疲れるということはないですね。
 

Twitterをしているのは、お客さんと直接喋るため


 さて、ここからは少しだけ能川がしゃべります。

 最近、我が社では今更ながら「デジタルマーケティングをしっかりやらないといけない!」ということになっているのですが、そもそもマーケティングとは何なんだ。一般に言うマーケティングと、我が社に置き換えたときのマーケティングは、言葉で表すときにはその表現が違うんじゃないか。

 デジタルマーケティングにも色々あるし、そのうちのひとつであるSNSは何のためにやっているのか、誰に向けてやっているのか、と疑問の坩堝にはまっていました。

 ただ今回のインタビューで、ひとつの解がありました。

 「Twitterをしているのは、お客さんと直接しゃべるため」

  続きは、後編をお待ちください。
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