加藤公一レオが教える「ダイレクトマーケティングの最強基礎」 #02

これだけは把握せよ!単品通販(D2C)における7つの「基本管理指標」

前回の記事:
ネット広告をやる前に、儲かる仕組み「3高ルール」を徹底しよう【加藤公一レオ 新連載】
 昨今のコロナショックは、日本経済および世界経済に大きな打撃を与えているが、正直言って我々売れるネット広告社にはまったく影響がない! それは、「ネット通販(D2C)」×「ネット広告」をしているからであり、「定期コース(サブスク)」を中心としたビジネスモデルで毎月安定した収入が入ってくるからである。

同様に、私たちのクライアントのネット通販(D2C)もほとんど影響を受けていない。むしろ広告の費用対効果と売上が上がっているクライアントがほとんどである。「ネット通販(D2C)」×「定期コース(サブスク)」は、コロナショックの「ピンチ」を「チャンス」に変えるビジネスだ。

そこでキレイゴトは一切語らず、ズバリ「どうやったらネットで商品を“売れる”か」に特化して、100%確実性のある「ダイレクトマーケティングの最強の基礎」を皆さまに伝授したいと思う。個別のノウハウに入っていく前に、今回は単品通販(D2C)で成功するために、絶対に押さえておくべき「基本管理指標」についてお話しよう。
 

貧乏ネット通販(D2C)は「基本管理指標」を把握していない




 あなたは、自社の「CPO」や「年間購入単価(LTV)」「年間ROAS」といった数字を把握しているだろうか。

 「把握していない」「何のことかわからない」という人は要注意。これらは単品通販(D2C)で売上を最大化して大成功するために、絶対に押さえおく必要のある基本管理指標だからだ。

 私はこれまでに、多くの単品通販(D2C)会社にコンサルティングを行ってきた。その際、いつも基本管理指標を尋ねるようにしているが、自社にとって大事な指標を把握していない担当者があまりにも多いことに驚かされてきた。特に、うまくいっていない貧乏ネット通販(D2C)のほとんどが、自社の基本管理指標を正確に把握できていない。

 優秀ではないマーケターは、ネット広告をやるときCPAまでの指標しか使わないが、単品通販(D2C)で儲けるためには、第1回でお話した“儲かる仕組み”をつくるために、もっと高度で深い数字を見る必要がある。

 なぜなら単品通販(D2C)とは、初回の申込みをきっかけとして、その後の引き上げ、クロスセルで中長期的に利益を出すビジネスモデルだからだ。莫大な利益を出すには、CTRやCVR、CPAといった新規獲得の数字のみに一喜一憂していてはダメで、そこから先の「どれだけ本商品の定期コース(サブスク)に引上がったのか」「1人の顧客が年間で何回購入してくれ、いくら使ってくれたのか」といった中長期的な数字、つまりは引上率や年間購入回数、年間購入単価(LTV)を見ていかなければならない。

 “売れる”ネット通販(D2C)に仲間入りしたければ、これらの数字を含め、今からお伝えする「基本指標」をひとつ残らず正確に把握しよう。

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