加藤公一レオが教える「ダイレクトマーケティングの最強基礎」 #02

これだけは把握せよ!単品通販(D2C)における7つの「基本管理指標」

 

“売れる”通販(D2C)会社では、全員が「基本管理指標」を把握




 もしあなたが自社の「基本管理指標」をすべて把握していないのであれば、今すぐに数値を把握しよう。

 実際、“売れる”通販(D2C)会社では、ネット事業の責任者はもちろんのこと、社長から新入社員まで、これらの数字を毎月把握しているし、もっと言えば暗記している。

 売上を最大化するためには、全社員が自社で実施しているすべてのネット広告の効果を精度高く把握することが不可欠だ。そして、把握した広告の効果を次の施策にロジカルに反映し、最適化し続けてこそ、ネット広告の費用対効果が劇的に上がるのである。

 当社でも、社員に対しクライアントのネット広告の効果を正確に把握させ、クライアントの成果にコミットさせることを仕組み化している。売上ではなくクライアントへの貢献度を人事評価のポイントとして、「クライアントの基本管理指標のビフォー・アフターを把握し、いかに最大化したか」が評価指標になるのだ。

 クライアントのCPA、引上率、CPO、購入単価、年間購入回数、年間購入単価(LTV)、年間ROASおよび獲得件数を係数にして、それを個人評価に結びつけている。そうすることで、全社員がクライアントの目標を「自分事」として執着し、100%達成させるために命がけで行動し続けるカルチャーが生まれる。

 「“売れる”ネット通販(D2C)」になるためには、全社員がネット広告の効果を示す指標となる“数字”に執着することが重要だ。そして、その“数字”を改善するために半永久的に「最適化」を繰り返すことで売上が最大化できるのだ。

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