ニュースと体験から読み解くリテール未来像 #26

コロナ禍で注目の「BOPIS(店頭受取サービス)」成功に必要な3つの要素

前回の記事:
小売業が、今こそ本気で「BOPIS(店頭受取サービス)」に取り組むべき3つの理由
 

ロケーション管理および在庫管理が成否を決める


 前回「小売業が今こそ本気でBOPIS(店頭受取サービス)に取り組むべき3つの理由」で、BOPISに取り組むメリットとして、次の3つを紹介しました。
 
  1. COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響により、店舗での滞在時間が短い買い物体験が支持されるから
  2. 店に商品を取りに来てもらうことで、利益が増加するから
  3. 新しい売上をつくることが出来るから

 日本の小売業では欧米や中国と違い、BOPISに本気で取り組んでいる小売業は少ないです。また、大部分の店舗在庫利用型ネットスーパーが赤字であるように、戦略がない状態で店舗スタッフの頑張りで賄おうとすると必ず失敗します。アパレルやオリジナル商品D2Cとは点単価、粗利益率が異なるので、FMCG(日用消費財)では効率の高いピックアップの仕組みが不可欠です。
 
写真提供:RF123

 BOPISを収益性があるビジネスにするために不可欠な要素があるからです。それは次の3つです。
 
  1. 実用的な商品マスター、棚番・棚段マスターと各SKUの保管状況データを作成し、日常の更新が的確に行われていく仕組みをつくる
  2. オンライン利用可能在庫数を定義する
  3. 注文データを元に、最短のピックアップ作業の指示をする仕組みをつくる

 一言でいうと、「BOPISはロケーション管理在庫管理が成否を決める」ということです。

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