加藤公一レオが教える「ダイレクトマーケティングの最強基礎」 #04
ネット通販(D2C)を大成功させる「ツーステップマーケティング」を攻略せよ
2020/09/10
「ツーステップマーケティング」はCPOが低い
いきなり定期(サブスク)の「ワンステップマーケティング」に比べ、無料モニターや低価格モニターを入口とした「ツーステップマーケティング」は、圧倒的に“見込客”が集めやすいことがお分かりいただけたと思う。しかし、「無料モニターや低価格モニターを集めて、利益が出るの?」と思った人もいるのではないだろうか。結論から言えば、ズバリ「ワンステップマーケティング」よりも「ツーステップマーケティング」のほうが儲かる。
まずは、無料モニターや低価格モニターを募って“見込客”を集め、その後、本商品の定期コース(サブスク)にアップセルさせるという「ツーステップマーケティング」は一見まどろっこしく見えるかもしれないが、「ワンステップマーケティング」と比較すると申込みのハードルが下がるため、“見込客”が多く集まり、結果としてCPA(Cost Per Action:1人のレスポンス獲得にかかったコスト)が下がる。
レスポンス数が圧倒的に多いため、本商品の定期コース(サブスク)への引上を加味したCPO(Cost Per Order:1人の本商品の定期コース(サブスク)にかかったコスト)で見ても、「ツーステップマーケティング」のほうの費用対効果が良いのだ。
「ツーステップマーケティング」で定期(サブスク)獲得件数が最大化
しかも、「ワンステップマーケティング」に比べ、「ツーステップマーケティング」のほうが「定期(サブスク)獲得件数」も良い。無料モニターや低価格モニターを入口に、何十倍のたくさんの“見込客”が集められることに加え、モニターとして実際に商品を使ってみることで、お客さまに商品の良さをわかってもらえるからだ。
実際に、「ワンステップマーケティング」から「ツーステップマーケティング」にすることで、定期(サブスク)獲得件数が1.3倍~1.5倍上がった事例がある。
お客さまは、使い心地や効果のわからない商品をいきなり定期(サブスク)で申込むことには抵抗を感じるが、一度使って良さを実感すれば、定期(サブスク)で継続してくれるのだ。