加藤公一レオが教える「ダイレクトマーケティングの最強基礎」 #05
ネット広告のクリック率を最高に上げる、4つのテクニック
2020/10/13
2. 続きが気になるじらしたキャッチコピーにする
ネットサーフィン中、「なぜ〇〇は成功したのか?」「貯金がデキる人、デキない人の違いとは?」といったタイトルが気になって、思わずリンクをクリックしてしまったことはないだろうか。
広告原稿(ディスプレイ広告)で記事のタイトルに当たるのが、キャッチコピーである。ズバリ、「続きが気になるようじらしたキャッチコピー」にするとクリック率は上がる。
あえてキャッチコピーを見ただけでは、答えがわからない“謎かけ”のようなコピーをつくり、情報を遮断することにより、見た人は続きが気になって、かなりの確率でクリックをしてくれる。
繰り返しになるが、ネットユーザーは能動的に情報を求めているため、それが広告っぽくなく、情報っぽいコピーであれば、さらにクリック率は劇的に上がる。クイズ番組などで、よく「正解はCMの後で…」という“じらしパターン”があるが、それと同じだ。人の心は、チラリズムに動かされるのだ。
ただし、続きが気になるよう、じらしたキャッチコピーを使う場合、ランディングページにそのキャッチコピーの受けとなる答えをしっかり用意しておくことが大事だ。
例えば、「美白ケアをする人が犯す5つの間違いとは?」というキャッチコピーであれば、ランディングページできちんと「5つの間違い」について説明した後で、「そこで…」と悩みや課題の解決策として、自社商品を提案するような流れにしよう。
ネット広告は、あくまでも「呼び水」であって、キャッチコピーに惹かれてクリックした人をランディングページに呼び込んだ後、自社商品のアピールにつなげられなければ、意味がないのだ。