加藤公一レオが教える「ダイレクトマーケティングの最強基礎」 #06

ネット広告のコンバージョン率を最大8倍アップさせた最強申込フロー

 

「貧乏ネット通販(D2C)」が犯している間違いは、これだ!


 単品通販(D2C)でネット広告をやる場合、絶対にしてはいけないのが、広告から「本サイト」に誘導することである。

 なかでも最悪の中の最悪は、広告から「本サイト」のトップページに誘導しているケースだ。お客さまは、特定の商品に興味を持って広告をクリックしたのに、改めてサイトのトップページからその商品を探さなければならなくなる。これではコンバージョンは、ほぼゼロだ。

 広告から「本サイト」の商品ページに誘導しているD2C企業もいまだに多い。トップページに誘導するよりはまだマシだが、これもコンバージョン率はいまひとつだ。

 「本サイト」の商品ページには、たいていナビゲーションで他の商品も羅列されている。「あわよくば他の商品も買ってくれる」と思うかもしれないが、“商品A”で広告を打った場合、99%のお客さまはその“商品A”のみを買い、“商品B”や“商品C”を買うことはない。むしろ、選択肢が多ければ多いほど、迷いを生じさせてしまい離脱につながる。他のページに遷移が可能となっていることが、コンバージョン率の低下を招いてしまうのだ。



 そもそも「本サイト」というのは、SEO対策やリピーターを意識したつくりになっているため、ほとんどの場合“カタログ形式”になっている。商品名と商品画像があって、淡々とした商品説明があって、カートボタンがあるだけ。ネット広告から瞬発的に誘導されたお客さまは、このようなサイトからは絶対に申込みをしないのである。

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