加藤公一レオが教える「ダイレクトマーケティングの最強基礎」 #07

コンバージョン率を最大化する、ランディングページの10のテクニック【完全保存版】

 

【其の五】シナリオは“一に情報”、“二に商品提案”の流れにする


 ネットのお客さまは能動的に“情報”を求めているため、ランディングページでは最初から商品をコテコテにアピールするのは避けたい。いきなり商品のセールスをするのではなく、『まずはお客さまが求めていそうな“情報”を提供し、途中からさりげなく自社の商品をおすすめする』流れを意識しよう。

 コンバージョン率を劇的に上げるランディングページのシナリオには、経営コンサルタントの神田昌典氏が提唱している「PASONAの法則」が有効だ。
 

 【P:Problem(問題を提起する)】

 「△△でお困りではありませんか?」、「××で苦労されていませんか?」、「□□は不便だと思いませんか?」など、お客さまが潜在的に困っていることや苦労していること、不便に感じていることなどを明確にして問題に気付かせる。

 【A:Agitation(問題を炙り出し、煽り立てる)】

 「△△で嫌になってしまいますよね」、「××なときは頭に来ちゃいますよね」など、問題を視覚的にイメージできるように描写し、煽り立てる。

 【SO:Solution(解決策の提示と証拠)】

 「そんな悩みも○○なら簡単に解決できます。その証拠に○○は□□で~」と、自社の商品やサービスが問題解決に役立つことを明記し、その証拠を示す。

 【N:Narrow down(限定、緊急、絞込み)】

 「しかし、この商品は○○の事情で、数に限りがあります」と絞り込みをかける。いつでも購入できるものではないという限定感をアピールし、緊急性を演出する。

 【A:Action(行動)】

 「今すぐ○○までご注文ください!」と次の行動を呼びかける。

 「PASONAの法則」に則ったランディングページのストーリーシナリオとは、簡単に言うと、「①不安感を増大させる情報を提供→②解決策として自社の商品を提示→③限定感や緊急性を煽って申込ませる』という流れである。

 お客さまはネットで「悩みを解決する情報」や「欲求を満たす情報」を探しているため、悩みを解決する方法・欲求を満たす方法として自社の商品を提案すれば、お客さまは自然と申込みたくなり、コンバージョン率が上がるのである。

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