リテールアジェンダ
「リテールアジェンダ2020」開催、小売とメーカーのマーケターが集結。テーマは「Marketing ∞ Merchandising」
リテールとメーカーの利害を超えた理想的な連携とは?
リテール領域のマーケティングをテーマにした「リテールアジェンダ2020」が12月8日、幕を開けた。リテールやメーカーのトップマーケターがベルサール御成門タワーに集結し、会場は熱気に包まれた。
テーマは「Marketing ∞(インフィニティ) Merchandising ~ Maximizing The Value~」として、マーケティングとマーチャンダイジングを融合させ、顧客価値を最大化させるための戦略立案や施策実行に役立つ情報を提供。その実現に向けて一緒に取り組むパートナーと出会う場をめざす。
オープニングキーノートは、「リテールとメーカーの利害を超えた理想的な連携と、新たな可能性」と題して、リテールを代表して西友 商品本部 MD. Operation・Vice Presidentの荒木徹氏、メーカーを代表してMizkan 代表取締役社長兼CEOの吉永智征氏と、カルビー 執行役員 マーケティング本部 本部長の松本知之氏が登壇。モデレーターは、イトーヨーカドー 顧問でPreferred Networks 執行役員 最高マーケティング責任者の富永朋信氏が務めた。リテールとメーカーがお互いに期待していること、理解できないことを探りながら、協力関係を築くためのポイントについて議論した。
2日目にはカインズ高家社長、ファミマ足立CMOが登場
2日目となる12月9日のキーノートには、「ビジネス成長につなげるリテールDXの真実 ~DXの定義、取り組み順番論、Do&Don’t」をテーマに、カスミ 代表取締役社長の山本慎一郎氏、サントリー酒類 営業推進本部 部長の中村直人氏、生活協同組合コープさっぽろ 執行役員 CDO デジタル推進本部長の対馬慶貞氏、日立グローバルライフソリューションズ 執行役員CDO 兼 Chief Lumada Business Officerの田岡敬氏が登場する。
さらに「カインズのマーケティング改革 ~成長の源泉と、デジタル改革の実行~」をテーマに、カインズ 代表取締役社長 高家正行氏が登壇し、モデレーターを今年CMOに就任したファミリーマート エグゼクティブ・ディレクター チーフ・マーケティング・オフィサーの足立光氏が務めるなど、多数の注目セッションが行われる。
リテールアジェンダは、今回が4回目の開催。リテールのマーケティングにおいて企業が直面している課題を2日間で集中的にディスカッションし、解決策を導き出しながら、業界を超えてネットワーキングを深めていく。今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、感染対策を実施して開催されている。