加藤公一レオが教える「ダイレクトマーケティングの最強基礎」 #08
「アップセル率を最大10倍に上げるテクニック」をビジネスモデル別に徹底解説
2020/12/18
アップセルを狙うべきは「申込確認画面/申込完了画面」
では、いつアップセルを狙えばいいのかと言うと、ズバリ、お客さまが個人情報を入力し終えた「申込確認画面/申込完了画面」でアップセルをオファーすると、アップセル率が最大10倍上がる!
これは、オフラインの通販(D2C)のコールセンターと同じ理屈である。お客さまがモニター商品を申込もうと電話をかけると、コールセンターのスタッフはお客さまの名前や住所、電話番号を復唱した後、電話を切る直前に「せっかくなら本商品を定期コース(サブスク)で申込みませんか?」とおすすめする。
「名前や住所、電話番号を伝える」というお客さまにとって面倒なプロセスが終わったタイミングであれば、お客さまは大らかな気持ちになっているので、アップセルしやすいのだ。
それと同じで、ネット通販(D2C)のランディングページでも面倒な申込フォームの入力が終わり、あと一歩で申込完了という「申込確認画面」や、すでに申込みが完了している「申込完了画面」であれば、お客さまもほっとした気持ちになっているため、アップセルが成功しやすいのである。
「ツーステップ」なら「確認画面でアップセル」
「申込確認画面」と「申込完了画面」。そのどちらでアップセルを狙うべきかはビジネスモデルで変わってくる。
無料モニターや500円モニターを入口として、本商品の定期コース(サブスク)へのアップセル・引上を狙うツーステップマーケティングの場合は、ズバリ「確認画面でアップセル」が最強の施策だ。
面倒な申込フォームの入力が終わり「申込確認画面」まで至れば、あとワンクリックで申込が完了するため、ここで離脱するお客さまはほとんどいない。申込完了まであと一歩というところの「申込確認画面」でアップセルをオファーするとお客さまの心をうまくくすぐることができ、アップセル率が劇的に上がるのである。
我々、売れるネット広告社のクライアント実績では、「確認画面でアップセル」により、無料モニターから本商品へのアップセル率は最大20%以上、500円モニターから本商品へのアップセル率は最大40%以上、商品Aから商品A+Bへのアップセル率(クロスセル率)は最大60%以上、都度購入から本商品の定期コース(サブスク)へのアップセル率の場合は、最大80%以上まで伸ばした実績がある。