営業とマーケティング、融合の秘訣 #02
社内の“火中の栗”は誰が拾う?営業とマーケティングの融合【日本KFC 小山典孝】
マーケティングと営業の間にあるもの
営業とマーケティングは、昔から仲が悪いものです。販売効率を高め、収益性を向上させるためには、両者の連携プレーが求められますが、そもそも利害も文化も異なるため、一筋縄にいきません。営業は顧客からの注文に応えることがベースで、需要を掘り起こそうとはしません。マーケターの考える広告宣伝では売上がすぐに上がらないのだから、営業担当がマーケティング活動に熱意を持って臨めないことが多いのです。
一方でマーケティング活動は、企業や製品ライフサイクルの各段階による打ち手が異なるため、営業への理解が得られにくく、大きな影響を及ぼします。
また、マーケティングと営業の間には、経済的対立と文化的対立という壁が常に存在します。その部門間のある問題全てが「誰も拾わない火中の栗」と化してしまいます。
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では、その間の溝を埋めるためには、何が必要なのか、第3回でご紹介します。
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