関西発・地方創生とマーケティング #27
マーケティングとデザインの関係性 ― セメントプロデュースデザイン 金谷勉
大阪をベースにしていることついて
最後に、大阪をベースに仕事をするコツと理由について伺いました。
金谷さんは、「ずっとデザインだけをしていたのではなく、自分たちで商品を出していたことが今に繋がっていると実感しています。まず商品があって、それが誰かの目に止まり、問い合わせが来る。そして、そこから人のつながりができる。つまり、プロダクトが大事です」と語られました。
当然、東京にベースを置いた方が情報も多く、何かと仕事もしやすくなるわけですが、それでも大阪を離れないのは、「自分たちを育ててくれた大阪に対して、恩返しがしたいということ。そして、大阪でもきちんとデザインの仕事ができる環境を整えておきたいから」だそうです。
今回の取材を通して、次の3つの大切さを教えてもらいました。最後にまとめておきます。
- 自分たちの強みを目に見えるものにして、それを発信し、さらにそれを通じて人とのつながりを大事にすること。
- 自分が体感し、実感したこと、行動してきたことをベースに自分たちの言葉で伝えること。
- マーケティングの中で自分が担う一部分だけではなく、一連の流れの中で考え、実行すること。
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