加藤公一レオが教える「ダイレクトマーケティングの最強基礎」 #09

コンバージョン率が上がる、「最強の申込フォーム」 7つのテクニック

 

EFOテクニック④:郵便番号を記入すると住所が自動的に入力されるように


 世の中の多くの申込フォームはいまだに、郵便番号を入力させ、都道府県を選択させ、住所を入力させる…というお客さまにとって非常に面倒な作業をさせている。この作業にうんざりしたことがある人は多いはずだ。

 そこで、郵便番号を入力すると、すぐに下の都道府県と住所欄に自動的に該当の住所が入力されるようにすると、お客さまは続きの住所を入力するだけでいいので、コンバージョン率が上がる。
 

 繰り返しになるが、申込フォームでは少しでもお客さまの手間を省こうという「おもてなし」の心が欠かせないのである。
 

EFOテクニック⑤:「キーボードレイアウトの自動切替」がされるように


 多くのお客さまにとって、「かな」「英字」「数字」のキーボードレイアウトの切替は面倒なものである。申込フォームは、「かな」だけでなく「英字」や「数字」も入力しなければならないので、都度キーボードレイアウトを手動で切替えなければならない申込フォームはお客さまをイライラさせること請け合いだ。

 そこで、お客さまへの補助機能として、名前を入力するフォーム項目では「かなに自動切替」、電話番号を入力するフォーム項目では「数字に自動切替」といった具合に、入力する内容に応じて「キーボードレイアウトの自動切替」をさせるとコンバージョン率が上がる。
 
 

EFOテクニック⑥:入力不備をリアルタイムで指摘


 お客さまが申込フォームで離脱する主な原因のひとつが、エラー表示だ。エラーが多発したらお客さまはすぐに逃げていくと思ってほしい。

 多くの申込フォームは、お客さまが全ての項目に入力し、最後に申込ボタンを押した瞬間に、「申し訳ございません。入力内容に不備があります」などと、不備の項目を赤くしてお客さまにエラーを指摘する。

 しかしこのやり方は、「やっと入力が終わった」とせいせいした気持ちで申込ボタンを押したお客さまをイラつかせるだけだ。

 どうせ不備を指摘するならお客さまが入力を間違えた瞬間、つまりは“リアルタイム”でエラーを指摘すべきである。ズバリ、お客さまがフォーム項目を入力した瞬間に“バルーン”で“リアルタイム”に不備を指摘するとコンバージョン率が上がる!
 

 エラーによる離脱を防ぐには、お客さまが申込ボタンを押した後ではなく、お客さまが申込ボタンを押す“前”に不備を指摘してあげることが大事なのである。

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