加藤公一レオが教える「ダイレクトマーケティングの最強基礎」 #09

コンバージョン率が上がる、「最強の申込フォーム」 7つのテクニック

 

EFOテクニック⑦:フォローメールの「オプトインの同意」を必須に


 最後に、離脱防止策ではないが、多くの単品通販(D2C)会社が見逃している今後のCRM(アップセル・クロスセル)に大きく関わる点についてお話しておこう。

 世の中の単品通販(D2C)会社は、法律上、申込フォームの最後に2つのチェックボックスを設けている。ひとつ目が「個人情報規約(プライバシーポリシー)の同意」、2つ目がその後、メールやDM等を送付する許可をもらう「メールのオプトインの同意」である。

 よく見ると、「個人情報規約(プライバシーポリシー)の同意」に関しては必須にしているものの、「メールのオプトインの同意」に関してはなぜか“任意”としている単品通販(D2C)会社が多い。

 その結果、任意にしている「メールのオプトインの同意」に関しては60%ものお客さまがチェックを外してしまうのである。つまり、世の中の多くの単品通販(D2C)会社は今後CRMができる対象を自らの手で半分以下にしてしまっているのだ。そんなことをしたら、その後のアップセル率・クロスセル率は上がらないに決まっている。

 ズバリ言う。これは単品通販(D2C)会社にとって、自らの首を絞める行為である。

 単品通販(D2C)の本質というのは、初回申込をきっかけとして半永久的にお客さまとリレーションを取り続けることにある。言い換えれば、CRMによって引き上げやクロスセルにつなげて初めて、売上と利益が伸びていくのだ。

 だから、「メールのオプトインの同意」は絶対に、必須にすべきである!!
 

 つまりは「●●からのお得な情報を受け取る」という「メールのオプトインの同意」のチェックボックスを押さないと、申込みができないようにするのだ。そうすることにより、今後、CRMができる対象が40%から100%と2倍以上に増え、その後のアップセル率・クロスセル率が大幅に上がるのである。

 ここまで一気にコンバージョン率が上がる最強の“申込フォーム” 7つのテクニックをお伝えしたが、あなたの会社ではすべて実践できているだろうか。

 EFOは地味で細かいテクニックばかりだが、単品通販(D2C)で売上と利益を最大化するには、お客さまの心理を踏まえた細かな改善の積み重ねが大事になってくる。あなたの会社の申込フォームにも、ぜひ「おもてなし」の心を採り入れてほしい。

 ※「申込フォーム一体型」は特許庁商標登録済み商標です。※登録商標第6041909号
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