加藤公一レオが教える「ダイレクトマーケティングの最強基礎」 #10

メールマガジンで「引上率」「クロスセル率」を最大6.1倍も上げる方法

前回の記事:
コンバージョン率が上がる、「最強の申込フォーム」 7つのテクニック
 

ダメなCRMから脱却するための方法を伝授




 こんにちは。売れるネット広告社 代表取締役社長 CEO 加藤公一レオです。本連載ではキレイゴトは一切語らず、ズバリ「どうやったらネットで商品を“売れる”か」に特化して、100%確実性のある「ダイレクトマーケティングの最強の基礎」を皆さまに伝授していければと思う。

 今回、お話しするのは、「引上率」「クロスセル率」を劇的に上げる方法についてだ。売上100億円を超えている勝ち組通販(D2C)は、例外なく引上とクロスセルが上手いが、ぶっちゃけ世の中のほとんどの通販(D2C)会社のCRMは“ゴミ”同然である。ストーカーのように何度も何度もメルマガを送り、本サイトに誘導しているだけなので、引上率もクロスセル率もいっこうに上がらない…。

 そこで今回は、“ゴミ”同然のCRMから脱却して引上率とクロスセル率を劇的に上げる方法をお伝えしよう。今からお伝えするテクニックを実践すると、引上率とクロスセル率は【最大6.1倍】は上がるだろう。
 

単品通販(D2C)では引上とクロスセルが最重要


 第1回で、詳しくお伝えした通り、単品通販(D2C)で売上と利益を上げて大成功するためには、次の3つのステップを繰り返し行うことが重要である。
 

 1.広告で多くの見込客を効率よく集めること(=高いレスポンス)
 2.その見込客の多くを、本商品の定期コース(サブスク)で申込みしてくれる固定客にすること(=高い引上)
 3.その固定客の多くを、他の商品も申込みしてくれる優良客にすること(=高いクロスセル)

 この3つのステップのなかでも特に重要なのが、引上とクロスセルである。その理由は、単品通販(D2C)が初回申込みをきっかけとして、ひとりのお客さまにより長く、より多く買ってもらうことで中長期的に売上と利益を上げていくビジネスモデルだからだ。

 ネット広告を打って大量のレスポンスをいくら集めたとしても、本商品の定期コース(サブスク)への引上や関連商品もあわせて販売するクロスセルができなければ、売上と利益を大きく伸ばすことはできない。

 レスポンスはあくまでもきっかけであって、引上とクロスセルこそが、単品通販(D2C)成功のカギを握っているのである。

 売上100億円を超えて大成功している単品通販(D2C)会社は、そのことをきちんと理解しているので、この3ステップに沿ってデジタルマーケティングを行っている。ところが、世の中のほとんどの単品通販(D2C)会社は、レスポンスを獲得するためのネット広告は一生懸命やっているのに、最重要の引上とクロスセルをないがしろにしてしまっている。

 広告でかろうじて獲得したお客さまに、ワンパターンでしつこい宣伝臭いメルマガを送り続け、何度もショップ(本サイト)に誘導することを繰り返しているだけ…。これでは、先述した通り、ストーカーがしつこく待ち伏せしたりストーキングしたりしているのと同じである。

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