加藤公一レオが教える「ダイレクトマーケティングの最強基礎」 #11
「引上率」と「クロスセル率」を劇的に上げる、フォローメールの6つのテクニック
2021/03/30
② 配信タイミングをお客さまの初回申込時間に合わせる
世の中の多くの通販(D2C)会社のCRMのダメなところは、お客さまの初回申込時間に関係なく、15時など決まった時間にすべてのお客さまに対し、一斉にメール配信していることだ。
お客さまはそれぞれ商品を申込む時間帯が異なり、10:00の人もいれば20:00の人もいる。当たり前だがお客さまにはそれぞれライフスタイルがあり、頻繁にネットにアクセスする時間帯も購買意欲が高まる時間帯も人によって違うのである。
だからこそ、フォローメールの配信時間をお客さまの初回申し込み時間に合わせると引上率が上がる。
たとえば、10:00台に初回申込みをしたお客さまには10:00台にフォローメールを送り、20:00台に初回申込みをしたお客様には20:00台にフォローメールを送るようにしよう。
ネットのお客さまはライフスタイルに応じて、毎日同一時間帯にネットにアクセスする可能性が高い。そのため、初回申し込み時間にフォローメールを配信すると、「引上率」が劇的に上がるのである。
③ 送信者名は個人名にする
ネット全盛の今、あなたと同じように、お客さまにも毎日大量のメールが届いている。そんな中、お客さまはどのメールを開封するかを瞬間的に判断している。
その判断基準のひとつが、メールの「送信者名」である。お客さまは送信者名を見て、開封して読むべき重要なメールなのか、単なる宣伝目的のメールなのかを判断する。その際、送信者名が「株式会社〇〇」「〇〇オンラインショップ」など、法人名や店舗名であればお客さまはどうでもいい宣伝メールだと判断し、開封すらせずに捨ててしまうのである。
ただし、お客さまはメールの向こう側に“人間性”を感じたとき、まったく見もせずに破棄することはしにくくなる。
そこで、フォローメールの送信者名には「個人名」を入れるようにしよう。「佐藤ゆかり(売れる化粧品)」のように個人名を入れると、お客さまはそのメールを無視できなくなり、開封率が劇的に上がる。