加藤公一レオが教える「ダイレクトマーケティングの最強基礎」 #13

デジタルマーケティングを成功させる広告代理店との付き合い方20条

 

いよいよ後半戦、その11以降を紹介!


 ■その11:相手のプロフィールを必ずもらう

 広告代理店を選定するときに、その広告代理店の営業/スタッフ担当に「あなたはどこの通販(D2C)広告主を成功させてきましたか?」と聞いて、必ずプロフィール(経歴)をもらうようにしよう。

 ズバリ、ダイレクトマーケティングの成功経験のないド素人に任せると大やけどする。会社の規模や知名度よりも担当者で選定することが重要だ!

 ■その12:「小学生」でもわかる企画書を書かせる
 

 広告代理店から提案される企画に、効果があるかないかを一瞬で見極める方法がある。

 小学生でもわかるような“シンプルな企画書”であれば「〇効果あり(本物)」だ。反対に、一見頭がよさそうだけど“複雑な企画書”であれば「×効果なし(偽物)」である。“複雑な企画書”は、中身がないからカッコつけて企画やプレゼンを小難しくしているだけなのだ。

 ■その13:オリジナルな企画よりも汎用的な企画に“ノウハウ”がある

 広告代理店から提案される企画書があなたの会社だけに完全にカスタマイズされたものであるなら、ほとんどの場合、効果がないと思っていい。

 なぜなら、一つひとつの広告主に合わせたオリジナルな企画は“ノウハウ”ではなく、他社の成功事例をもとに、「どの広告主に適用させても成功する汎用的な企画(仕組み)」が“ノウハウ”だからである!

 ■その14:感性よりも【A/Bテスト】

 ぶっちゃけ、ネット広告の費用対効果を最大化したければ、あなたの感性はもちろん、広告代理店のクリエイティブディレクターの感性も信じてはいけない!

 売上を上げるカギは、感性よりも【A/Bテスト】にある。事前に広告予算の10%程度を使ってクリエイティブの【A/Bテスト】をして、最もレスポンスが高かったクリエイティブで本番のキャンペーンに挑むようにしよう。

 多くの広告主は、このテストの時間や費用を惜しんだり、広告主の社長や広告代理店のクリエイティブディレクターの感性でクリエイティブを選定したりするから失敗するのである。クリエイティブの評価は会議室で決まるのではない。お客さまが決めるのだ!

 ■その15:欲張らず1社に任せる

 広告出稿時の媒体コストを抑えたければ、欲張らずに1社の広告代理店に任せるべきである。

 多くの広告主は、複数の広告代理店を競争させることでコストが抑えられると思っているが、実は広告代理店1社にコスト交渉をさせるほうが、結果的に安く抑えることができる。他の業界とは違って、媒体は“買い付け先が同じ”だということを理解しておこう。

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