加藤公一レオが教える「ダイレクトマーケティングの最強基礎」 #17

A/Bテストを1000回以上繰り返してわかった、広告の費用対効果を最大化する「最強ランディングページ 8つの最新テクニック」

 

キャッチコピーには効果効能や限定感


④    キャッチコピーに“効能効果”を入れる



 この『ウレホワ』という架空の美容液のランディングページに、「シミをケアして“潤う美白”肌が手に入る」の文言があるのにお気づきだろうか?これが“効能効果”にあたる。

 「シミをケアして“潤う美白”肌が手に入る美白美容液『ウレホワ』の100円モニターを募集します」というキャッチコピーと、「美白美容液『ウレホワ』の100円モニターを募集します」というキャッチコピーでは、どちらがお客さまの心をつかむだろうか?

 もちろん「シミをケアして“潤う美白”肌が手に入る」という効能効果に触れた前者である。ファーストビューのキャッチコピーに「○○が手に入る」という形で“効能効果”を入れることで、お客さまに「この商品を使うことでより良くなる未来」を想起させられるため、コンバージョン率が上がるのである!
 
 ⑤    “限定感”を出す




 ネット全盛の今、ネットサーフィンをすればあらゆる商品の広告が次々に出てくる。ネットのお客さまは情報過多だし、単品通販(D2C)の広告なんていくらでも流れてくると思っている。したがって、そんなお客さまの目を留め、商品に興味を持たせるためには、限定感を演出することが重要になってくる!

 見てわかる通り、我々がつくる最強のランディングページは、「今から、」という文言で始まっている。何度もキャッチコピーの「A/Bテスト」を繰り返してきた結果、「今から、」という文言が強かったからだ!ちなみに「、」も付けるのがポイントだ。

 また、申込ボタンにも「WEB限定」「先着1000名さま」と表記し、申し込まないと損と思わせるようにしている。さらには、ランディングページ最後のクロージングの部分でも、「コンビニやドラッグストアではお買い求めいただけない通販限定商品です」と限定感を出し、商品の申込みを後押ししている。

 移り気なネットのお客さまの興味を引くためには、ランディングページのあちこちで限定感を演出しよう!

 ⑥    ファーストビュー後の段落は“7つ”

 我々の最強のランディングページは、ファーストビューの後、下記の7段落から構成されている。ランディングページは長すぎても短すぎてもダメだ!それぞれに役割と目的を持たせた“7段落”がちょうどいいのである。

 ・第1段落:問題提起
 いきなり自社商品をアピールするのではなく、「こんなお悩みはありませんか?」「○○は気になりますよね」など、お客さまに寄り添いながら問題提起をして課題を認識させる。



 ・第2段落:商品提示
 第1段落で提起した課題の解決策として、自社商品を提示。商品の概要や魅力を分かりやすく簡潔に表現する。



 ・第3段落:USP(Unique Selling Proposition:その商品ならではのウリ)
 商品の魅力や効能効果をより深堀りして説明する。各USPの縦幅を統一する、各USPの説明の後に共通のリボンを付けるなどして、デザインに統一感を持たせよう。



 ・第4段落:会社紹介・ブランド紹介
 自社がどのような会社で、どのような思いで商品を開発しているのかなどを伝え、信頼感や安心感を醸成。できるだけ社員の写真を入れて、お客さまが親近感を覚えるようにしよう。



 ・第5段落:お客さまの声
 近年、「お客さまの声」が商品申込みの判断に与える影響はますます大きくなってきており、ランディングページにも「お客さまの声」コンテンツは不可欠だ。

 「お客さまの声」には、「顔写真」「年齢」「氏名」「居住地」とあわせて手書きのコメントを掲載するのが理想的である。手書きコメントの取得が難しい場合は、手書き風フォントを使っても良い。手書き風フォントを使う際は、お客さまごとに異なるフォントを使用して、リアリティを出そう。



 ・第6段落:Q&A
 設問や回答は、お客さまの不安を払拭するだけでなく、さりげなく商品をアピールすることを意識して作成しよう。



 使用する際の適量を伝えて商品の消化を促進することは、定期コース(サブスク)利用中も商品を余らせない(解約させない)ことにもつながる。ランディングページはただコンバージョンさせるだけでなく、“その先”も意識した仕掛けを散りばめることが重要だ。

 ・第7段落:クロージング
 最後に、お客さまの課題を解決する自社商品のお得なオファーを出し、「WEB限定」「毎月先着○○名」などと煽って申込ませる。

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