加藤公一レオが教える「ダイレクトマーケティングの最強基礎」 #17

A/Bテストを1000回以上繰り返してわかった、広告の費用対効果を最大化する「最強ランディングページ 8つの最新テクニック」

 

いよいよ最後の2つのテクニック


 ⑦    各段落に申込ボタンを設置



 すでに述べた通り、売れるネット広告社の最強のランディングページはファーストビューと7つの段落で構成されているが、各段落に必ず入っているものがある。それが「申込ボタン」である。

 重要なので再度言う。ランディングページでは、必ず段落ごとに「申込ボタン」を設置するべきだ!

 たまにランディングページの最初と最後にしか「申込ボタン」がないランディングページがあるが、あまりにももったいない。ランディングページは、瞬発力と勢いで申込ませる構成になっていることが大事である。

 だからこそ、各段落の最後に「申込ボタン」を設置し、お客さまが「申し込みたい」と思った瞬間に申込みができるようにしよう!

 ⑧    お金を払うことを想起させない



 我々のランディングページでは、モニター商品の場合は「100円モニターに参加する」、定期コース(サブスク)の場合は「○○(商品名)を最高にお得に申込む」など、「参加する」「申込む」という表現で統一している。

 なぜかと言うと、お客さまにお金を払うことを想起させないためである。そう、ランディングページでは「買う」「購入する」など、ダイレクトにお金を払うことをイメージさせる文言を使ったら“損”なのである。

 さらに言うと、モニターに「参加する」という表現を使っているのは、使って終わりではなく「続きがある」という印象を持たせるためだ。「参加する」というと、使った後にお客さまが何らかのアクションをするようなイメージがあるので、事後アンケートの回答率アップにつながる。

 事後アンケートは定期コース(サブスク)への引上が目的なので、事後アンケートの回答率がアップするということは、引上率もアップするということである。このように、最強のランディングページは、コンバージョン率だけでなく、その後の引上率アップまで考えてつくられているのだ!



 ここまで一気に、最強のランディングページの最新テクニック8をご紹介した。

 新規顧客獲得の場であるランディングページでは、あの手この手でコンバージョン率を最大化することが大事になってくる。しかし、それだけではなく、アップセルや引上・クロスセルを含めたその先のCRMまで見据えて、さまざまな種まきをしておく必要がある。

 ランディングページを制作する際は、「レスポンスStage」だけでなく、「引上Stage」「クロスセルStage」のパフォーマンスを高めることを意識すること。それが最終的には、ネット広告の費用対効果の最大化につながるのである。
他の連載記事:
加藤公一レオが教える「ダイレクトマーケティングの最強基礎」 の記事一覧

マーケターに役立つ最新情報をお知らせ

メールメールマガジン登録