加藤公一レオが教える「ダイレクトマーケティングの最強基礎」 #18

マーケティング、ビジネスを成功に導く“逆張り”の視点

 

【逆張りその②】「仮説ベース」が当たり前の時代に『事実ベース』の広告

 

 日本の広告業界は戦後からずっと「仮説ベース」の広告で成り立ってきた。事前に何の検証もせず、会議室で数人が適当に選んだクリエイティブに大量の広告費が投下され、キャンペーンごとに広告の費用対効果が上がったり下がったりする“ギャンブル”のようなことが繰り返されてきたのだ。

 それに対し、我々がとった“逆張り”が「事実ベース」の広告である! どういうことかというと、我々が提供している“最強の売れるノウハウ®”は“1000回以上”のA/Bテストの結果であり、広告の費用対効果が上がったことが実証されたノウハウばかりなのだ。

 統計に基づいた事実ベースのノウハウだからこそ、確実に広告の費用対効果が上がる。そして、広告の費用対効果という“結果”で勝負してきたからこそ、知名度やブランド力のある大手広告代理店から仕事を奪うことができたのである。
 

【逆張りその③】即注定期流行中も「ツーステップマーケティング」




 数年前から、単品通販(D2C)の世界では、新規のお客様に対していきなり本商品の定期コース(サブスク)を売る「ワンステップマーケティング」が大流行した。

 ところが「“お試し”で申込んだつもりが定期コース(サブスク)になっている」といった詐欺的商法が問題になったことに加え、薬機法や特商法による取り締まりの強化等もあり、昨今では「ワンステップマーケティング」による新規獲得はどんどん難しくなってきている。今後はサードパーティークッキーの規制により従来通りのリターゲティングができなくなるため、「ワンステップマーケティング」はもはやビジネスモデルとして崩壊しかけているのだ。

 一方、売れるネット広告社では、単品通販(D2C)業界で「ワンステップマーケティング」が全盛だった頃も一貫して「ツーステップマーケティング」を推奨してきた。ツーステップマーケティングとは、まずは「無料モニター」や「100円モニター」で“見込客”を集め、その後、アップセルや引上で本商品の定期コース(サブスク)に誘導するというビジネスモデルである。

 「なぜそんなまどろっこしいことをするのか」と思う人もいるかもしれない。「無料モニター」や「100円モニター」はお客様にとって経済的リスクがほとんどないため、いきなり値段の高い本商品の定期コース(サブスク)を売るよりも圧倒的に多くの“見込客”が集まり、その結果、定期(サブスク)獲得件数も最大化されるのである。

 事実、売上100億円を超えて大成功している単品通販(D2C)会社は、例外なくツーステップマーケティングを攻略している! 「ワンステップマーケティング」全盛の時代も売れるネット広告社が一貫して推進してきた「ツーステップマーケティング」は、今後ますます存在感を増していくはずだ。

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