加藤公一レオが教える「ダイレクトマーケティングの最強基礎」 #18

マーケティング、ビジネスを成功に導く“逆張り”の視点

 

【逆張りその④】申込ボタンは「赤」が当たり前の時代に「緑」

 

 今ではあらゆる単品通販(D2C)会社がランディングページの申込ボタンの色を「緑」にしているが、この申込ボタンは我々が世の中に広めたものだと自負している。

 私自身、昔は「赤は目立つ色だから申込ボタンは赤がいいんじゃないか」と思っていたのだが、あらゆる色で申込ボタンのA/Bテストをした結果、申込ボタンが『緑』のランディングページが最も費用対効果が高くなることがわかったのだ。

 確かに赤は目立つが、世界共通で赤信号は「止まれ」を意味するように、「赤」は見る人に警告を与える色である。安心して先に進んでもらう(申込ボタンを押してもらう)ためには、申込ボタンは緑がいいのである。
 

【逆張りその⑤】運用型広告が流行っても「純広告」




 ネット広告の世界では、もう何年も前から運用型広告や成果報酬型広告が主流になっている。しかし、売れるネット広告社が一貫して提唱してきたのは「純広告」である。

 確かに成果報酬型広告は、余計なコストがからない最高に費用対効果が良い広告手法だ。運用型広告も上手に活用すべきだと思っているが、運用型広告や成果報酬型広告だけでは“釣り堀”で釣りをするようなもの。限られたパイを刈り取ってしまえばそれ以上はビジネスが拡大しないのである。

 単品通販(D2C)で売上100億円を超えて大成功するためには、やはり純広告が不可欠だ。例えるなら、純広告は“海”で釣りをするようなもので、運用型広告や成果報酬型広告に比べると圧倒的にリーチが広がるし、サードバーティークッキー規制等の影響を受けない。

 純広告は、いわばテレビCMや新聞広告のネット版。いくらネット業界で運用型広告や成果報酬型広告が流行っても、最終的にはオフラインの時代からずっと続いてきた純広告が強いのである。
 

【逆張りその⑥】流行りの記事広告挟みを禁止


 運用型広告や成果報酬型広告と連動して、ここ数年大流行したのが「記事型広告」である。インフィード広告をクリックすると、一見その商品の体験談を書いたかのような個人ブログ風の「記事型広告」に遷移し、「記事型広告」内の「購入する」などのボタンを押すと、広告主のランディングページに飛ぶという構造である。
 

 この「記事型広告」ビジネスにおいては、個人の体験談を装っているのをいいことに、偽の口コミや「たった1週間でシミが消えた」「これを飲むだけで10kg痩せた」といった、薬機法等に違反する広告表現が散見され「フェイク広告」として社会問題にもなった。

 「記事型広告」の一番の問題点は、成果報酬目当ての第三者(アフィリエイターなど)が、単品通販(D2C)会社をはじめとする広告主の許可なく勝手に広告を出稿していることだ。いくら広告主が薬機法や景表法等を守っていても、アフィリエイター等は商品が売れれば売れるほど稼げるので、偽の口コミの掲載や薬機法・景表法等に違反する過激な広告表現をするのである。

 加えて、広告原稿から商品申込み完了までは画面遷移が少なければ少ないほどコンバージョン率が上がる。つまり、広告原稿をクリックしたら広告主のランディングページに遷移し、別の画面に遷移することなくランディングページ上でそのまま商品申込みが完了できる“フォーム一体型”が最強なのである。
 

 こうした背景を踏まえ、運用型広告で「記事型広告」がトレンドとなる中、売れるネット広告社ではあえて「記事型広告」を挟んだ広告運用を禁止した。そして、その翌年に薬機法の規制が厳しくなり「記事型広告」を挟んだ広告運用が難しくなった結果、「記事型広告」を挟まなくても高いコンバージョン率で獲得ができる我々の“フォーム一体型ツーステップランディングページ” が脚光を浴びるようになった。

 「記事型広告」に頼らない売れるネット広告社のモデルが、広告主側でも媒体側でも歓迎され、クライアントだけでなく掲載先も増えた“逆張り”の成功例である!

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