「今だからこそ」ダイレクトマーケティング基礎講座 #03

通販ビジネスにおける重要キーワード「SFO」を知っていますか【ペンシル 倉橋美佳】

誰もが安心して買物ができる環境を目指す


  具体的には、次の対応が必要になります。
 
視聴覚・身体の変化による対応(Functionality)
年々衰えていく視聴覚や身体の変化に対応すべく、特に「見にくい」サイトは改善していく必要があります。
探しているものが見つからない(Findability)
商品の違いがわかりにくい、また、商品に関する十分な情報が得られない場合、購入を諦めてしまいます。
信頼性・安心感(Reliability)
インターネット上での買物を不安に思うシニアはたくさんいます。インターネットでの買物は便利で快適ですが、顔が見えない状態の中、相手が信用できるかどうかを判断する情報が少ないと離脱に繋がってしまいます。それはシニアだけではないですよね。

  60歳以上の方と話をしていると、インターネット通販は「やはり不安」という声をよく聞きます。

 SFOと聞くと、なにか特別なことをしないといけないのではないかと私自身も考えていたのですが、実際は、年代に関わらず誰もが安心して買物ができる環境を目指すということが根底にあることに気づきました。

 安心して買物をするためには、信頼感の醸成が鍵なのです。
 
  • 商品情報が詳しく記載されている
  • 法令が遵守されており、正しい情報が記載されている
  • 販売元が明確で信頼ができる会社である

 当たり前のことを当たり前に、しっかり対応をしていきましょう。

 日本は世界中で最も早く「超高齢社会」に入っています。

 これから働き手が減ってくる日本において重要なのは、「外国人」「女性」そして「シニア」と言われています。「シニア」人材が増えれば、シニアマーケットの需要も高まりますし、新しい日本の経済成長を担ってくると思っています。

 ですから、日本はいち早くその環境を活かしたマーケティングを展開し、世界に向け、シニアを活用した社会のロールモデルになっていくべきではないでしょうか。
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