“マッスルマーケーター”が教える、理想のECマーケターになるためのワークアウト #01
仕事も筋トレも同じ。マッスルマーケターが教えるECサイトの収益構造【ドゥクラッセ 藤原 尚也】
2018/08/09
- 通信販売,
- EC,
- ダイレクトマーケティング,
収益構造を理解する4つのポイント
それでは早速、ECの売上を分解しましょう。1.まず売上は、大きく2つに分解できます
- その年の新規顧客からの売上
- 前年以前の既存顧客からの売上
2.そして、それぞれ売上の方程式に分けて分解します
売上は次のような方程式になります。客数×客単価×購入回数=売上
そして、それらの項目別に、数字の背景を分解します。
- 客数(購入に至ったフローを分解)
流入経路別imp/PV→CTR→UU→CVR=客数
※このフロー途中の滞在時間、離脱率を可視化 - 客単価
商品単価→商品点数→アップセル率=客単価
※単品通販であれば、定期率 - 購入回数
転嫁率→リピート率
3.「2」にかけたコストを連動させて、効果を分析する
- 新規→CPA/CPO/ROI/ROAS
- 既存→LTV/リピート率(継続率)
4.増やしたいお客さまの特徴を分析する
新規に出会ったお客さまが翌年以降の売上を成長させる大事なドライバーであるため、どういうお客さまを増やしたいかが重要です。例えば、セールや値下げで集めたお客さまや接触するメディアが違うターゲット層ばかりを増やしてしまうと、今後のリピート率やアップセルなどの項目に悪影響を与えて、客数が増えても売上が伸びず、マーケティングコストばかりかかり、さらにはリソースもかかるためスタッフが疲弊します。
筋トレも同じように、効かせたい部位の筋肉を意識し、正しいフォームで刺激を与えて、肥大させることが大事です。また、繰り返し行うことで、筋肉は成長し、強靭な体を手に入れます。そこには、疲弊から回復を促すためにも、プロテインやサプリメント、食事、睡眠なども重要な要素です。
第2回では、「新規獲得が事業成長の種になる!SEO/SEO/コンテンツマーケティング/アフィリエイト活用編」を具体的に説明します。ご期待ください。
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