ファミリーマートの「処方薬」受け取りサービスから、オンライン服薬指導の利便性を考える

 

オンライン服薬指導の申込み

「とどくすり」のWebサイトにログインして、オンライン服薬指導の申込みを行いました。FAXしてあるとはいえ、サイトに画像送信機能があったので、処方箋の内容はスマートフォンで写真を撮って添付しました。

 その入力項目は氏名、性別、生年月日、電話、メール、受取方法（ここでファミリーマートの店舗を指定します）などの患者情報になります。また、問診情報として、後発品の希望有無、服用薬、副作用経験などがあり、その他には利用する薬局の名称、決済方法や配送の場合の希望時間、服薬指導不可の時間という項目がありました。決済方法は、クレジットカード払い、コンビニ払いが手数料無料で、銀行振込と自宅受取であれば代金引換も選べました。

 私が登録したところ、すぐに「仮受付完了」というメールが届き、そこには以下のように記載されていました。
 
 その後、受付確定メールが届き、17-18時の間に電話で「お薬のご説明」をするという旨が記載されていました。都合が悪い時には、予約システムから空き枠を選ぶ仕組みとなっており合理的だと思います。

 処方箋原本の郵送方法は、料金受取人払の封筒を自分で印刷して作成し、送る方法です。切手不要で送付ができましたが、プリントできない人は自分で封筒と切手を用意することになります。

 処方箋原本が普通郵便で薬局に届くまでの間も発送までのリードタイムとなるため、現実的にはニュースリリース記載の「最短翌日」はかなりのレアケースに限定されると考えます。
 

オンライン服薬指導

 メールに記載された通り、17時20分に電話が掛かってきました。オンライン服薬指導の方法は、Web会議システムのようなUIではなく、通称0410通知を利用した電話での服薬指導でした。

※0410通知：2020年新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」が決定され、4月10日に「新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いについて」が厚生労働省より発出（0410事務連絡）され、具体的に「電話等による服薬指導」に関する時限的な対応（以下、「0410対応」）が示されました。（詳細はこちらのURLをご覧ください）

 服薬指導は、本人確認としての氏名・生年月日の後に、処方箋原本の到着後の発送になる旨の説明・発送後の支払い方法について説明があった後は、薬局店頭同様のものでした。