加藤公一レオが教える「ダイレクトマーケティングの最強基礎」 #22
1200回以上のA/BテストからわかったD2C(ネット通販)の「答え」を大公開
2023/03/03
Q2: クリック率が高いキャッチコピーはどっち?(その1)
クリック率が高い広告原稿のキャッチコピーは次のどちらだろうか。
【A】イメージ広告風のおしゃれなキャッチコピー
【B】「○○の方へ」「○○なあなたへ」といった、特定のターゲットのみを狙ったキャッチコピー
正解は【B】の「特定のターゲットのみを狙ったキャッチコピー」である。
実際に、バナーのキャッチコピーに自社のターゲット層となりうる人を具体的に記載すると、クリック率が最大2.6倍上がることがわかっている。
ネットの世界では、あらゆる年齢層のあらゆる趣味嗜好の人々が「自分の悩みを解決してくれる情報」や「役に立つ情報」を求めている。そんな中、特定のターゲットのみを狙ったキャッチコピーを見て、ユーザーが「ピンポイントに自分に向けられたメッセージ」だと感じれば、広告であってもそれは「情報」に変わる。
特定のターゲットのみを狙ったキャッチコピーは、おしゃれでもなければ万人受けするわけでもないが、ターゲットにマッチする層は「まるで自分のことを言われているような感覚」に陥るので、続きが気になって高確率でクリックしてくれるのである
Q3. クリック率が高いキャッチコピーはどっち?(その2)
クリック率が高い広告原稿のキャッチコピーは次のどちらだろうか。
【A】イメージ広告風のおしゃれなキャッチコピー
【B】 “謎かけ”のような、続きが気になるようにじらしたキャッチコピー
正解は【B】の“謎かけ”のような、続きが気になるようにじらしたキャッチコピーだ!
ズバリ、バナーのキャッチコピーを続きが気になる “謎かけ”のようなコピーにするとクリック率が最大2.31倍上がる!広告っぽくなく「情報」っぽいコピーであれば、さらに効果的だ。
ただし、この“謎かけ”のような、続きが気になるようにじらしたキャッチコピーを使うときは、遷移先のランディングページに必ずキャッチコピーの“受け”となる「情報」をしっかりと記載するようにしよう。
Q4:コンバージョン率が高いネット広告からの誘導先はどっち?
コンバージョン率が高いネット広告からの誘導先は次のどちらだろうか。
【A】ネット広告から本サイトの商品ページに誘導
【B】ネット広告から広告専用ランディングページに誘導
正解は【B】のネット広告から広告専用ランディングページに誘導である。
ネット広告をやるときに絶対にやってはいけないことは、広告から本サイトの商品ページに誘導することだ。そもそも本サイトはSEO対策やリピーターなどを意識したサイトになっており、ほとんどの場合「カタログ型」になっている。
商品名があって、商品画像があって、淡々と商品画像があって、カートボタンがあるだけ…ネット広告から瞬発的に誘導されたユーザーは、こんなサイトからは絶対に申し込みをしない。
商品ごとに独立した、“瞬発力と勢いで申込ませる”構成の縦長の「広告専用ランディングページ」に誘導することでコンバージョン率は最大3.2倍上がる。