加藤公一レオが教える「ダイレクトマーケティングの最強基礎」 #23

A/Bテスト21連発。D2C(ネット通販)の「答え」を大公開【後編】

 

Q19:コンバージョン率が高いランディングページはどっち?




 コンバージョン率が高いランディングページは次のうちどちらだろうか。

【A】 広告専用ランディングページ
【B】 アンケートランディングページ

 正解は【B】のアンケートランディングページである。

 「アンケートランディングページ」は、お客様に4問程度のアンケートに答えてもらい、その「お礼」としてお得なオファーを提供するという戦略をとっている。

 それによって、「申し込んでいる」という感覚が薄らぐことに加え、「アンケートの見返り」という見せ方がユーザーの「得したい」という心理をくすぐる。さらに、アンケートの設問を工夫することによって、商品の良さを知らぬ間に刷り込むことができるのだ。

 その結果、広告専用ランディングページに比べ、アンケートランディングページは、コンバージョン率が最大2.1倍上がるのである!
 

Q20:コンバージョン率が高いアンケートLPはどっち?




  次のうち、コンバージョン率が高いアンケートランディングページはどちらだろうか。

【A】 アンケートランディングページから広告専用ランディングページに遷移
【B】 申込フォーム一体型のアンケートランディングページ

 正解は【B】の申込フォーム一体型のアンケートランディングページである。

 アンケートランディングページは、もはやD2C(ネット通販)における新規獲得の定番施策となっている。ところが、世の中の9割以上のD2C(ネット通販)企業はアンケートランディングページのやり方を間違えている。

 何がマズいかというと、アンケートに回答させた後、通常のランディングページ(広告専用ランディングページ)に遷移させてわざわざ画面遷移を増やしているのである。画面遷移を増やせば増やすほど、離脱が増え、コンバージョン率が低下するにもかかわらず…。



 記事広告同様、アンケートランディングページも「申込フォーム一体型」にするべきである! 申込フォーム一体型アンケートランディングページでは、アンケートの設問の下部に申込フォームが設置されているので、他のページに一切遷移することなく個人情報が入力できる。

 A/Bテストの結果、申込フォーム一体型にすることにより、アンケートランディングページから広告専用ランディングページに遷移させた場合に比べ、コンバージョン率が最大2.32倍上がることがわかっている。
 

Q21:LTVが高い定期オファーはどっち?




 次のうちLTVが高い定期コース(サブスク)のオファー内容はどちらだろうか。

【A】 初回だけ大幅割引し、2回目以降価格を上げる
【B】 初回も2回目以降も半永久的に20%OFF

 正解は【B】の、初回も2回目以降も半永久的に20%OFFである。

 売れるネット広告社は創業以来一貫してD2C(ネット通販)の広告に携わっているが、最近のD2C(ネット通販)の世界では、数年前と比べLTV(特にF2転換率)が段々下がってきているという衝撃の事実がある…。



 ズバリ、LTVが下がってきている要因として、定期コース(サブスク)の初回価格を大幅に下げておいて、2回目以降に価格を上げるオファーが当たり前になっていることが挙げられる。初回価格と2回目以降の価格に差があると、継続のモチベーションを下げてしまうだけでなく、初回価格狙いですぐに解約する「初回ピッカー」や、転売目的の不正注文のターゲットになってしまう…。

 そこで、初回だけ大幅な値引きをして、2回目以降に値上げをするようなオファーではなく、初回から2回目以降もずっと半永久的に20%OFFにしよう。これにより、LTVが最大1.54倍アップすることがわかっている!

 ここで紹介したノウハウはいずれも複数企業でA/Bテストを行って成果が確認されたものばかりだ! ズバリ、事実ベースのA/Bテストの結果は、どんな商品・どんなD2C(ネット通販)企業に横展開しても再現性がある。

 あなたもこの“カンニングシート”を今日からすぐに実行して、広告の費用対効果(ROAS)を劇的に改善していってほしい。

※「最強の売れるノウハウ」は特許庁商標登録済み商標です。登録商標第5927186号
※「申込フォーム一体型」は特許庁商標登録済み商標です。登録商標第6041909号
他の連載記事:
加藤公一レオが教える「ダイレクトマーケティングの最強基礎」 の記事一覧

マーケターに役立つ最新情報をお知らせ

メールメールマガジン登録