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営業とマーケティング、融合の秘訣 #04

勝てるオペレーションマーケターの資質とは?【日本KFC 小山典孝】

前回の記事:
営業部門とマーケティング部門の溝を埋める「オペレーショナルマーケター」の動き方【日本KFC 小山典孝】

リスクという言葉を傘にしてはいけない

 高度経済成長の勢いで大きくなった会社は、実態を正確に把握した上で、判断していく訓練が十分にできていません。かつての様な成長は長らく止まっているため、目先の単年度の数値を優先すると、コストカットを優先施策としてしまう負のスパイラルに入ってしまいます。

 私がおススメしている「オペレーショナルマーケター」というポジションは、こうした課題に立ち向かうため、営業とマーケティング部門の間に立ち、両者の連携を推進させる存在のことで、各部署を機能させ、化学反応を起こすために、社内のハブとなる調整役です。

 私は“リスク”という言葉が嫌いです。営業であれ、マーケティングであれ、知識や経験があっても、それをどこに向けて使うかで結果が変わってきます。
 
@123RF
 知識を行動しないための言い訳に使うのではなく、「どうしたら上手くいくか」というベクトルで活用すべきです。リスクという言葉を傘に、打開、改善、チャレンジを避け続けていると、オペレーションマーケターとしての腕が落ちてしまいます。

 特に、現代では、かつての「PDCAサイクルを回す」という手法の、スピード軸が合わなくなってきています。私の考えるマーケター・マネジメントサイクルは「DCAP」。最初に「Do(行動)」がある、この順序が一番大切なのです。

 社員の成長と会社の発展は必ずリンクしています。“今できること”ではなく、“今、すべきことは何か”を考える続けることが大切なのです。

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