ニュースと体験から読み解くリテール未来像 #01
商品が並んでいるのに、買って帰れない「GU」の新業態を体験してみた【郡司 昇】
感想・まとめ
筆者は、前述のGUノースポート・モール店を半年に一度定点観測しています。RFID読み取りサイネージについては、店内に30分程度滞在して、その間の来店客20~30名中利用する人はオープン時を除外するとほぼいません。ただし、豊富なディスプレイがある店舗で大型のミラーがあることで試着を促す効果はあると感じています。ノースポート・モール店ではSTYLE STUDIOにはないオシャレナビ・カートという商品情報を見るタブレットが付いたショッピングカートもありますが、こちらの稼働率もけして高くはなく、新しい取組みの難しさを感じます。
現段階で購入までの動線があまりスムーズではないこと、そもそも実店舗が十分な店舗数あるので、わざわざ試着しに来る人は多くないと予測されることから、このままの形態でSTYLE STUDIO業態が何十店舗も出店する可能性は高くないと考えます。
とはいえ、こういうチャレンジをすることによって初めてわかることは多いですので、今後のチャレンジに期待して後日再訪してみたいと思います。
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