「インターネットの主役は若者」だった時代は終わり?
先日テレビで『「ポケモンGO」をやっている、おじさんやおばさんが多い!』と発言している芸能人の姿を見た。実際、「ポケモンGO」が幅広い世代から受け入れられてきているという事象は、2018年頃からTwitter上などで言及されてきた。
参考:【ポケモンGO】いつのまにか「おじさんGO」? 、中高年に大人気、その実態とは
しかし、そのブームは今も衰えていないらしい。シニア層の人々は今も「ポケモンGO」でのウォーキングで健康を維持しながら、ゲームを通して友だちをつくったりして長く楽しんでいるようだ。
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最近は、「メルカリ」でもシニア層の利用を取り上げている事例がいくつかある。
参考:メルカリ使うシニア世代は「つながり」求める
まだまだ「メルカリ」を使うアクティブシニアは少数派ではあるようだが、シニア層の関心はかなり高いようだ。実際、メルカリについてシニア層が学ぶ講座は、すでに数百人がキャンセル待ちの状態にあるという。
参考:入門講座は300人がキャンセル待ち 急増するシニア需要にメルカリが一手
シニアのSNS利用の実態について、こんなツイートも見かけた。シニア層のスマホ利用が今、アツい。
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確かに、オフラインにたくさん資産があるシニアの方がSNSも楽しめるかもしれない。これまで積み重ねてきた出会いという資産が、SNS上で再発見されるかもしれないのだから。
これは、メルカリも同様である。これまで積み重ねてきた物理的な資産がフリマアプリでそれを求める人の手に渡ることによって再び高い価値を得れば、その収入で新たな思い出づくりに投資できる。
2018年時点で60歳以上のスマホ利用率は、60%を超えた。スマホはもはや老若男女において生活の必須ツールとなりつつある。人数自体も多く、たくさんの資産を持ち、余暇のあるシニア層こそ、これからインターネットサービスを楽しめる主役になるかもしれない、と思う人もいるのではないだろうか。
では、「インターネットの主役は若者」だった時代は終わったのだろうか?