あの広告は、売上につながったんですか?
今回の広告に関して、一番多い質問が「あの広告は、売上につながったんですか?」です。
この質問には、自信をもって答えられます。「はい、売上につながりました」と。実際、定期宅配サービスの加入者が増えたのです。
その背景には、先ほどお話しした通り、多くのメディアやSNSで広告が紹介されて、そこから多くの方の共感を獲得できたからだと仮説を立てています。もちろん国民的キャラクターであるクレヨンしんちゃんというクリエイティブを起用したからこそ話題になったと思っています。
「そのブランドが好きな理由」と「そのブランドの商品やサービスを選ぶ理由」は、同じようで異なります。 大事なのは「パーパス」と「ニーズ」や「ウォンツ」も、別ものと理解しておく必要があることです。 「A or B」ではなく「A & B」として、「パーパス」と「ニーズ」や「ウォンツ」をひとつのブランドエクイティとして、企画に落とし込むことができると思います。
Oisixは、夏休みのお母さんを含む日々の家事や料理に対して課題や悩みを持っている人にミールキットや食材宅配などのソリューションを提供しています。そういった土台にブランドパーパスが追加されるからこそ、業績に貢献できたと思っています。
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社会や環境の変化を感じ取り、プロダクトやコミュニケーションに反映することがマーケティングの醍醐味だと思います。そう思うと、マーケティングって面白いですね、本当に。
また次回、お楽しみに。
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