テクノロジー

アドビ、マルケトとの統合が完了。福田康隆氏は、専務執行役員に就任

 アドビ システムズは6日、マルケトとの統合に関する事業戦略説明会を都内で開催した。米国・アドビ本社が2018年10月にマルケトを買収し、今月1日に統合を完了。それに伴い、マルケト 代表取締役社長の福田康隆氏は、アドビ システムズ 専務執行役員 マルケト事業統括に就任した。
 
アドビ システムズ 代表取締役社長 日本及びAPAC(アジア太平洋地域)代表 ジェームズ マクリディ氏
 アドビ システムズ 代表取締役社長 ジェームズ マクリディ氏は、「消費者が期待している顧客体験を提供していくことが大事。AIを駆使しながら、Adobe Creative Cloud、Adobe Document Cloud、Adobe Experience Cloudの3つのクラウドソリューションを提供していく」と話した。また、マルケトとの統合については、「アドビにとっては、最大規模の買収だった。この統合でBtoCのみならずBtoBの分野でも加速していく力を得た」と語った。
 
アドビ システムズ 専務執行役員 マルケト事業統括 福田康隆氏
 今回の買収に伴い、マルケトは「Adobe Marketing Could」内の「Marketo Engagement Platform」として位置づく。アドビ 専務執行役員に就任した福田氏は、「マルケトは日本での5年間で社員は100人、ユーザーコミニティは2000人規模にまで拡大した。BtoB領域に強いと見られているが、BtoC領域の中でも不動産、人材、金融、エンタープライズなど幅広い企業にサービスを提供してきた。お客さまからも期待の声をいただいており、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援するためにより良いサービスを提供しく」と統合への期待を語った。

 

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