顧客基点の「ソーシャルメディア戦略」 #13

「鬼滅の刃」に学ぶ、参加型SNS企画が成功する秘訣

 

プラットフォーム問わず、盛り上がる「鬼滅の刃」の魅力


 
TikTok「#柱チャレンジ」より
https://www.tiktok.com/tag/柱チャレンジ

 煉獄杏寿郎の「だから柱である俺が来た」に、思わず反応してしまうTikTokユーザーは多いだろう。

 「鬼滅の刃」を題材とした「#柱チャレンジ」は、執筆時点で3億6千万回(!)を超える視聴数で、リップシンク、声真似、コスプレ、イラストなど、ユーザーたちがさまざまな手法で「柱」を演じている。

 柱チャレンジをご存知でない方は、何はともあれTikTokでご覧いただきたいが、原作の知識があるとニヤりとさせられるものばかりなので、漫画やアニメもぜひ。

  冒頭に触れた瑛人の「香水」もそうだが、音楽との親和性が高いTikTokは、数々の音ネタを用いた「チャレンジ企画」とも呼ばれる参加型コンテンツの宝庫である。そして、その題材である「鬼滅の刃」も参加型企画の元ネタとして圧倒的熱量を放っている存在だ。

  では、「鬼滅の刃」ネタつながりで、Twitterに場を移してみよう。

 
「診断メーカー」より

 簡単な操作でさまざまな診断メニューが作成できる「診断メーカー」は、古くからのTwitterユーザーや企業SNSアカウントにもお馴染みの、参加型コンテンツプラットフォームの老舗的存在だ。

  この診断メーカーで「鬼滅の刃」と検索すると、約180の診断がヒットし、参加者数が100万人を超える診断メニューも存在する。よくこんなアイデアが浮かぶなと感心してしまう診断メニューも多い。

  診断メーカーのような良い意味で“軽い”プラットフォームは、参加側はログインなどが必要ないので参加のハードルが低く、企業にとっても参加型企画の導入として、お試し的に着手しやすいものである。

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