テクノロジー

ベストインクラスプロデューサーズ、米国NYにオフィス開設「グローバルな地政学の視点から、未来を予測する」

 

NYから未来予測し、日本企業を支援


 マーケティングプロデュース事業を手がけるベストインクラスプロデューサーズは6日、2021年1月1日より米国・ニューヨークにサテライトオフィスを開設し、営業を開始したと発表した。米国市場における生活者理解や最先端のテクノロジー・ビジネスを分析し、グローバルな地政学の視点から未来予測することで、日本企業を支援することが目的。オフィス代表には、デジタルインテリジェンス 取締役などを務めてきた榮枝洋文氏が就く。



 また、マーケティングコンサルティング事業を行うデジタルインテリジェンスから、グローバルなマーケティング情報のレポートを行う「MAD MAN Monthly Report」の事業譲渡を受け、コンサルティングと組み合わせたサービスを提供していく。

 ニューヨークオフィス開設について、ベストインクラスプロデューサーズ 代表取締役社長の菅恭一氏は、次のようにコメントを寄せた。

「不透明な一方で、変化の兆しに溢れている。そんな時代だからこそ、守るのではなく、視界を広げ、違った角度でモノゴトを眺めるーー。私たち、BICP自身がそういった目線を手に入れることが、いま、動き始めたクライアント企業の変革を支える上で必要なことだと考えています。サステナブルな消費、メーカーやリテールのデジタル化、DNVBの勃興、プライバシー規制、欧米では日本より数年前からスタートしています。トレンドを後追いするのではなく、これから起こる変化を予見し、先手を打つ。ニューヨーク発ならではの、グローバルな地政学の目線を持つことで、ビジネスの未来を共に描けるパートナーとしてステップアップしていきたいと考えています」
 

ニューヨークオフィス 代表 榮枝洋文氏プロフィール


榮枝洋文氏
ベストインクラスプロデューサーズ ニューヨークオフィス代表
英WPPグループ傘下にて日本の広告会社アメリカ法人CFO兼副社長の後、デジタルインテリジェンス取締役を経て、2021年よりBICPのニューヨークオフィス代表に就任。

マーケティング支援企業の欧米・中国の事業戦略部門における、現地での法人マネジメント歴20年。特に世界の両極とされる中国・上海/広州/香港での経験と、北米・ロザンゼルス/ニューヨークでの経験を持つ。現在はニューヨークを拠点として北米における米系スタートアップとのシンジゲート連携から、日本における欧米トレンドを踏まえた事業コンサルティングを提供している。

著書に「広告ビジネス次の10年」(翔泳社)など。米国コロンビア大学経営大学院(MBA)修了。

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