ZUKAN MUSEUM GINZA

『小学館の図鑑NEO』の世界をリアルに再現、銀座に“図鑑に飛び込む”体験型デジタルミュージアムがオープン

  2021年7月16日、小学館が発行する図鑑シリーズ『小学館の図鑑NEO』をデジタル空間で再現した体験型施設 「ZUKAN MUSEUM GINZA」がオープンしました。佐々木ホールディングス、小学館、エイド・ディーシーシー、ドリル、電通、サニーサイドアップ、朝日新聞社の7社からなる合同組合「ずかんミュージアム有限責任事業組合」が企画し、開業後の3日間で、累計来場者数が約3000人となっています。 施設内では、来場者がデジタルとリアルが融合した空間を巡り、図鑑の中でしか見ることのできなかった生き物に出会い、その息づかいを感じることができます。ページをめくるだけではなく、あらゆる生き物が共存している空間、時間を巡ることで地球の自然を五感で体感できる体験を提供しています。
 今回は、「ZUKAN MUSEUM GINZA」をクリエイティブ制作の面から支えた、エイド・ディーシーシーから、ゼネラルプロデューサーの九里昌宏氏とクリエイティブディレクターの北井貴之氏に、デジタルミュージアムが誕生した背景と、提供する体験価値について話してもらいました。
     

        

知的好奇心をくすぐるリアルな自然の再現


北井 「ZUKAN MUSEUM GINZA」 は、リアルな地球の自然を体感し、デジタルで「実体験をつくる」ことを目指した新感覚の施設です。24時間という時間の経過や、天候の変動も再現しているので、出会える動物が常に変化するのが特徴です。
         
北井 貴之(エイド・ディーシーシー)
ZUKAN MUSEUM GINZA クリエイティブディレクター
          
施設内では、生き物を検知・記録するためのナビゲーターとして特別なアイテムが配布され、それを片手に冒険を記録していきます。
 
出会った生き物を記録するアイテム(記録の石)
           
九里 日々生活しているなかで、生き物と出会う方法はいくらでもあります。一番贅沢な方法は、アフリカの大草原に遊びに行くこと。そしてBBC Earthなどドキュメンタリー番組で自然界の生き物を目にすることもできます。身近な方法では、動物園に行って生き物を見ることもあるでしょう。

動物園に行けばリアルな動物に出会えます。しかし、人を楽しませるためにしつけられたり、昼には寝ていたりすることも多く、本来の生き様を目にすることができません。BBC Earth も一方的に情報を伝えるだけで、インタラクティブではないのです。

我われの作品は、CG(Computer Graphics)でできていますが、動物とのやり取りがリアルであることを、ひとつの体験価値として提供しています。
      
九里 昌宏(エイド・ディーシーシー)
ZUKAN MUSEUM GINZA ゼネラルプロデューサー

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