テクノロジー

ベストインクラスプロデューサーズ、自動車のサブスク事業を展開するIDOM CaaS Technologyに出資

 

BICP、投資育成型の支援モデルに挑戦

 マーケティングプロデュース事業を手がけるベストインクラスプロデューサーズ(以下 BICP)は12日、自動車のサブスクリプションサービス「NOREL(ノレル)」を展開するIDOM CaaS Technologyへの出資を発表した。新生銀行、プライムロック・インベストメント、セカンドサイトアナリティカと合同で出資し、その総額は14億円になる。
 
 IDOM CaaS Technologyは、中古車のガリバーを展開するIDOMから2020年に分社化し、月額定額のカーリース事業「NOREL(ノレル)」を行なっている。今回の出資を通じて、ファイナンスやAIによる新しい与信モデルの構築などを強化していく考え。

 BICPとしては、初の外部への出資になる。同社 代表取締役社長の菅恭一氏は、次のようにコメントを寄せた。

「BICPでは、昨年から『マーケティングの力で、人生を楽しめる人を増やす』という新しいビジョンを掲げています。ここには、従来お世話になっている大手企業に加えて、スタートアップや地域など潤沢なマーケティング予算がない企業や団体でも、マーケティングの思考を扱うことで世の中に新しい価値を提案できるはず、それによって、喜んでいただける生活者、働き手を増やしたい、という思いが込められており、これを実行する方法として投資育成型の支援モデルを模索していました。私個人としては2020年10月より、IDOM CaaS Technologyの取締役CMOとして参画していましたが、今回の出資によりBICPとしてもリスクを取り、コミットメントを高め、将来の価値を共に創る、新しいパートナーのかたちにチャレンジしていきます」

 同社は、これまで大手企業を中心にマーケティング支援を行ってきたが、今後はそのノウハウをスタートアップ企業へ出資を行いながら提供する事業にも積極的に取り組んでいく。
 
NOREL(ノレル)

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