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コカ・コーラが強い組織をつくるために、日韓マーケティング会議で「XR」を導入した狙いとは【日本コカ・コーラ 和佐高志、ALPHABOAT西谷大蔵 対談】

 

はじめてのXRでのプレゼンでは、「スティーブジョブズになれ」


西谷 XR上でのマーケティング会議に参加されたメンバーの反応はいかかでしたか?

和佐 1時間半から2時間くらいのミーティングでしたが、なかなか良かったですよ。本当にリアルなスタジオから参加しているのではないかと思った人もいたみたいです。XRで会議をすることは、発表者以外には知らせていなかったので、100人以上のメンバーは「すごいスタジオで会議が始まっているけど…、どうなっているの!」と思ったはずです。
   
XR配信にて実施された日韓合同マーケティング会議の様子

一方で、XR上でのプレゼンテーションのためにパワーポイントの修正が発生したので、「なぜ社内会議で追加の仕事が増えるの?」という声が聞こえてきたのも事実です(笑)。率直な感想として、実施して良かったと思っています。

プレゼンターからは事前に「どんなプレゼンテーションをしたらいいですか?」と聞かれ、「パワーポイントに頼るのではなく、キーメッセージでプレゼンテーションをして、スティーブ・ジョブズのようになれ」とアドバイスしました。

プレゼンをした人も、おそらく勉強になったと思いますし、私自身も後で振り返ると、「あれだけのスペースがあるので、もっと動けばよかった」と反省しています。そうした姿を見て、メンバーも何かを感じてくれたと思います。
 

商品だけではない、コカ・コーラの世界観を提供したい


西谷 私たちもご一緒できて、すごく面白かったです。特に演出が極めて重要なポイントでした。そういう意味で「内容がすごく良くて、コンテクストもあるため、音声とキャプションを消しても、パワーが伝わるような演出」になったと思います。

我々は縁の下の黒子として、XRなどを通してお手伝いできることが確実にあると思っています。そういう意味でコカ・コーラさまにXRをお使いいただき、それがほんの少しでも何かしらのお手伝いになっているとすれば、すごく嬉しいなと思います。
  
ALPHABOAT XR STUDIO

和佐 ステージが本当に広大なので、引きや寄りの画をつくる画角の取り方やカメラワークを工夫して、音声のレベルをもう少し高めていくと、もっとワクワクした世界になると思うんですよね。そこは私もやりながら、もっとこうしたら良かったなといろいろと学びがあったので、今後さらにサービス自体が発展していくのだと思います。

西谷 貴重なご意見ありがとうございます。和佐さんから見て、こういうサービスがあったらもっといいと思ったことはありましたか。

和佐 やはり臨場感ですね。本当は、聞いている人の顔が話している側からも見える状況だといいですね。今回はそれを補うために、発表者から質問をして選択肢の中から選んでもらったり、オープンアンサーで書き込めたりするメンチメーターというツールを利用しました。そうしたやりとりなしでも、すべてXR上で相互のやりとりが完結する環境になるのが一番望ましいことですよね。

西谷 ありがとうございます。ちなみに、XRであれば、例えば、エジプトのピラミッドやスフィンクスの上など自由に舞台の設定が可能です。そういう装置や設定に興味はありますか?
  
XR配信当日の和佐氏の様子

和佐 そうですね。綾鷹やい・ろ・は・すの広告の作成をクリエーターにお願いしたときは、どちらかと言えば、私たちが何も言わなくても「これができます」と提案をもらっていました。今回も同じで、私がXR配信で何かしたいというよりも、プロの仕事に期待していますし、「ワクワクするモノを見せてほしい」と思っています。

西谷 先ほど、和佐さんがおっしゃられた通りで、XR上で視聴者とのインタラクション機能などのエクステンションを追加できると、今後さらに面白くなると思っています。一方、現在ではインタラクションを複雑化すると運営面でのエラーが発生する可能性が高まるケースもあり、継続的な研究開発によるインフラの整備が必要と認識しています。私自身もそうした将来の可能性にワクワクしています。

和佐 今後、バーチャルやメタバースの世界で面白いものを生み出すことができれば、そのサービスは残っていくと思うんですね。たとえば、当社の「Coke ON」という約3600万人の方々にダウンロードしてもらっているアプリがあります。「Coke ON」内にメタバース空間をつくり、その中でゲームや購買までできて、みんなが遊べてリフレッシュできるようにしてもいいと思います。そこが楽しければ人が集まってくれるわけなので、そういうサービスをこれからつくっていきたいと思っています。

西谷 そうしたサービスで今後ご一緒していきたいと思っていますので、引き続きの技術研鑽と運営高度化にチャレンジし続けたいと思います。
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