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「チケットぴあ」がRoktと提携し、オンライン取引データを活用してECサイト上で広告収益を創出した方法とは?
2023/05/22
- 広告戦略,
ぴあが有する会員1750万人のファーストパーティデータを活用
このような課題を乗り越え、Roktの提供するECサイト向けソリューション「Rokt Ecommerce」を導入して、自社のECサイト「チケットぴあ」上での広告事業に取り組んでいるのがぴあだ。同社でソリューションビジネスを管轄する市川氏は、「当社には1750万人の会員がおり、ユーザーの属性や嗜好からチケットの購買プロセスや未来の行動データまで、さまざまなデータを保有しています。データを活用したビジネスの重要性が高まり、2022年3月にデータ事業を分社化させ、同年10月に朝日新聞社などから出資を受けて、新会社としてぴあ朝日ネクストスコープが発足しました」と語る。
データ事業を分社化した背景には、「データマーケティング事業の強化」「チケット委託事業以外の収益軸の強化」「ECサイトのトランザクションの価値向上」といった同社の成長戦略があった。その実現に向けてRoktと提携し、ECサイト上での広告配信に取り組むことになったという。
市川氏は「Roktによって表示される広告には、大きく3つの特徴があります。1つ目は、広告が表示される場面やタイミングが非常にユニークである点です。チケットぴあのサイトでは、ユーザーがチケットの購入を終えた直後の『購入完了画面』上に広告を表示させています。購入が終わった直後の幸せな気持ちになっている瞬間を狙い、ユーザーに合った広告を表示することで高いエンゲージメントが期待できます。
2つ目は、お客さまがチケットの購入時にご自身で登録された情報(ファーストパーティデータ)を利用しているので、ユーザー一人ひとりの興味や関心に近い広告が表示され、高度なパーソナライズが可能です。
3つ目は、コンバージョン後になるので、購買導線上のカゴ落ちの心配がないことです。表示する広告の種類は細かくコントロールでき、競合にあたる事業者の広告や、自社の世界観とフィットしない広告などは除外することも可能なので、外部の広告主の広告も安心して表示できます」 と話す。