ECリテールメディア最前線 #02Sponsored

スポーツ用品のゼビオがRoktを導入し、自社ECをリテールメディア化 購入直後の広告表示で「付帯収益」を創出

 

最適広告でクリック率12%


 ゼビオが「Rokt Ecommerce」を実際に運用し始めたのは2023年12月。初めは「様子見」として、全サンクスページの50%に表示するところからスタートし、2カ月かけて100%表示に拡大していった。
  
ゼビオのECサイトで購入完了後のサンクスページに表示されるオファー例

 導入後の成果は、eCPMが1万1000円、クリック率(CTR)が12%。Webサイトにバナー広告を貼ったときのeCPMが一般に60~100円であることを考えれば、非常に大きな数字だ。クリック率についても通常のWeb広告は0.01%といった世界であることを考えれば、驚異的と言える。

「これほど高い収益が生まれるのは、購入直後というお客さまが非常に集中している瞬間にフォーカスしているからです。またファーストパーティデータを分析して、ターゲットに最適な広告を表示することができるのもクリック率に大きく貢献しています」(松田氏)

 導入から3カ月で、すでにこの結果が安定して得られているという。今後もさらなるデータ活用でパフォーマンス向上が期待できる。さらに、この広告表示による収益が全て自社の利益になることも大きなメリットだ。

「サブスクリプションではなくライセンス費用もありませんので、導入や維持にコストは一切かかりません。導入いただけば、すぐに収益が生まれ始めるモデルです」(松田氏)
  

 坂氏によると、導入時には個人情報のセキュリティ面やブランドロイヤルティの低下、顧客の問い合わせ増加によるカスタマーサービスへの負荷などが懸念されたが、導入後それらの事象はほとんどなく、不安要素も解消されたという。

「自社のファーストパーティーデータは誰とも共有されることはなく、また表示する広告は我々が選択することができるので競合の広告が出るようなことはありません。広告収入とECサイトの回遊性の高さによる売り上げの両立も実現しました。問い合わせも3カ月間で1件だけ。それもネガティブな問い合わせではなかったので、カスタマーサポートからも安心の声が届いています」(坂氏)

「何よりもサンクスページだけで実現できるソリューションというのが素晴らしい」と、顔を綻ばせる坂氏。「『Rokt Ecommerce』はリテールメディアを始めたい方が最初に選ぶべきサービスと思っています」と熱弁し、セッションを締めくくった。
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