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電通がBtoB領域に特化した「Marketing For Growth B2B」を提供開始、AIやインテントデータを活用

 

BtoB領域に特化したサービスの開始


 電通は19日、2024年1月に発表した次世代のマーケティングモデル「Marketing For Growth」を、国内外のBtoB領域にも展開する「Marketing For Growth B2B」の提供を開始した。

 同サービスは、BtoBマーケティングのトレンドに対応し、インテントデータ(顧客がWeb上で意図を持って起こした行動データ)やAIを活用することで、顧客企業の国内外のマーケティングにおいて、より高い投資効果の実現を目指す。



 同社によると、BtoBマーケティングでは、企業の意思決定者や購買担当者などの行動データを分析し、商品やサービスに対する具体的な購買意欲や関心を理解したうえで、細かなターゲティングが求められる。また、BtoB領域における特有の課題を解決する知見と最新のマーケティングトレンドに基づいたデータ活用も不可欠になる。

 そこで「Marketing For Growth B2B」では、BtoB領域特有のマーケティング課題に対して、独自のデータベースと外部インテントデータを用いたABX(アカウントベースドエクスペリエンス:顧客のライフサイクル全体を通じて重要なターゲットアカウントに焦点を当て、その顧客との関係を深めるための戦略)で、国内市場とグローバル市場でそれぞれ支援する。
 

国内市場とグローバル市場での展開


 日本国内に向けては、電通独自のインテントデータを基に、外部データと掛け合わせて精度の高いターゲティングを目指す。Cookieに依存しない環境でも、ターゲティング精度を維持することで、将来的にも効率的なリーチができるという。
 
 <国内市場におけるABX支援イメージ>


 グローバル市場に向けては、欧州・アジアにおいて1000人規模のコンサルタントが活躍する「dentsu B2B グローバル・プラクティス」チームと連携し、BX(Business Transformation:事業全体の変革)、クリエイティブ、メディア、顧客体験マネジメント、コマース、データテクノロジーなどのサービスを統合し、グローバル市場での日本企業の事業成長も支援する。
 
 <グローバル市場におけるABX支援イメージ(例:米国)>


 

「Marketing For Growth」を基盤に事業成長に貢献


 電通グループでは、国内電通グループ横断組織の「電通B2Bイニシアティブ」や、グローバル市場でBtoBソリューションを提供する「dentsu B2Bグローバル・プラクティス」チームを中心に、BtoBビジネスの課題解決に特化した専門のコンサルタントが、国内外問わずAIソリューションとともに、顧客企業のマーケティング活動を支援している。

 具体的には、BtoB事業のグロース活動における戦略立案・組織構築、AIを活用したコンテンツ生成やメディアプランニングなど、これまで培った専門知識とAI技術を駆使し、多岐にわたる意思決定支援を展開する。

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