アジェンダノート編集部より、新年のご挨拶

マーケティングの核「人間理解」を大事にしよう【アジェンダノート編集部】

デジタル化する社会で重要度が増している

 アジェンダノートを運営するナノベーションが、2020年5月に行うカンファレンス「マーケティングアジェンダ」のテーマが「Understanding Humanity(人間理解)」になりました。

 「アフターデジタル」がキーワードとして注目されているように、IoTやセンサー、デジタルデバイスの進化が進み、オフライン全てがデジタル化する世界が到来します。しかし、そこで取得されるデジタルデータから人の行動を読み解き、具体的な施策を展開していくなど、マーケティング活動の根底に「人間理解」があることに変わりはありません。むしろ、生活者を取り巻く環境が急速に変化しているからこそ、その重要度が増しているとも考えられます。

 人をどう理解するのか。マーケター個人としてはもちろん、組織としての取り組み方も重要になります。ナノベーションでは、2020年以降に勝ち続けるために「人間理解」が重要な要素になると考え、カンファレンス、メディアともに追いかけていきます。
 

世界の潮流が日本にも変革を迫る

 2020年1月1日、米国カリフォルニア州でCCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)が施行されました。欧州のGDPR(EU一般データ保護規則)よりも厳格にデータが保護されると言われ、企業の経済活動ひいてはマーケティング活動にも大きな影響を与えると予測されています。

 もうひとつのグローバルな潮流として、サスティナブル社会の実現に向けて行動するブランドが消費者から支持されています。国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された国際目標SDGsにも関心が集まり、日本で成長するD2C(Direct to Consumer)ビジネスにも、こうした意識を持って取り組んでいる企業が多数存在します(D2Cは、2月に開催する「ダイレクトアジェンダ」のキーワードのひとつでもあります)。

 日本にオリンピック・パラリンピックという世界的なイベントを迎え、新しいチャンスが生まれる2020年。世界の潮流は、日本にも変革を迫ります。2020年以降のマーケティングをどう見据えていくのか。アジェンダノートでは、その指針やヒントを提供していきたいと思っています。皆さまにとって素晴らしい年となることを祈念しています。

 アジェンダノート編集部

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