グローバルガイドライン作成に、英語に奮闘中!スイスの「社窓」から #05

スイスで初体験、自分の仕事量を上司と議論する「働き方会議」

前回の記事:
突然の「上司の上司」からの依頼。それでも高評価をもらえた仕事術
 

スイスで初体験した「働き方会議」


 (前回は、こちら)スイスで仕事をしていくなかで最近、日本と大きく違いを感じたのが、仕事のマネジメントに対する意識です。

 こちらの人たちは、できないことをはっきり「できない」と言うんです。例えば、仕事量が多すぎて時間がないときは、それをはっきり上司に伝えるし、そうした作業負担を上司と共有する会議を定期的に実施します。

 日本だと「仕事量が多くてもがんばる」という美学があり、上司との面談はあっても仕事量を定期的に共有し合う会議までしている会社は少ないでしょう。

 その会議では自分と上司と、そのまた上司が集まり、プロジェクトが羅列された表を確認しながら、このプロジェクトにどの程度時間をかけているか、どんなオブジェクトがあるのかを議論し合うんです。
 
オフィス内の私の席

 オーバーワーク気味のときは、上司が「慎太郎はこの仕事に時間がかかっていてハードだから、これ以上の負荷はかけられない」と言ってくれます。

 さらに仕事のプライオリティを一緒に考えて、「今はこっちの優先順位をあげよう」「この仕事はこのレベルまで求めよう」と話し合う。

 こうした個人の仕事量を分析しあって、上司と議論する機会を定期的に行うのは、新鮮で面白かったです。

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