年末年始に読むべき、おすすめのマーケティング本 #03

2019年に向けて必読!!トップマーケター おすすめマーケティング本【友澤大輔、西井敏恭、本田哲也、山口有希子 ③】

前回の記事:
2019年に向けて必読!トップマーケター おすすめマーケティング本【富永朋信、小和田みどり、世耕石弘 ②】
2019年に向けて、年末年始で読んでおくべき「おすすめのマーケティング本」を活躍するマーケターに聞きました。

パーソルホールディングス エグゼクティブデータストラテジスト 友澤大輔

■【1冊目】 その幸運は偶然ではないんです!  J.D.クランボルツ


 キャリアの8割が予期しない出来事や偶然の出会いによって決定されるというプランドハプンスタンスを記した本。予期しない出来事をただ待つだけでなく、自ら創り出せるように積極的に行動したり、周囲の出来事に神経を研ぎ澄ませたりして、偶然を意図的・計画的にステップアップの機会へと変えていくべきだという考え方はマーケティングにも通じるので、キャリア構想とマーケティング思考の実験に役立ちます。
 

■【2冊目】 デジタルの未来 事業の存続をかけた変革戦略 ユルゲン・メフェルト

■【3冊目】 ダイナミック・ケイパビリティ戦略 デビッドJティース

オイシックス・ラ・大地 執行役員CMT 西井敏恭

 

■【1冊目】 ブランディングの科学 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム バイロン・シャープ


 コトラーなどの書籍で勉強してきた私にとって、過去に学んだことを真っ向から否定されました。部分的ではありますが、数字を元に実証されており、その数字自体が過去の私の実践の時と照らし合わせて違和感がないことも多く、改めて自分の勉強方法について学ばせてもらいました。他のマーケティングをある程度学んでからでないとこの書籍を読んでも難しいかもしれないが、学んだ人には一度ステップバックする意味でも読んでみると面白いと思いました。
 

■【2冊目】 未来型国家エストニアの挑戦 電子政府がひらく世界 ラウル アリキヴィ

■【3冊目】 世界最先端のマーケティング 顧客とつながる企業のチャネルシフト戦略 奥谷孝司 、岩井琢磨

 

ブルーカレント・ジャパン 代表取締役社長 本田哲也

■【1冊目】 空気の研究 山本七平


 一方的な広告メッセージが嫌われる傾向は続き、マーケティングにおける「空気」醸成は、ますます重要になります。年末年始こそ、普段読まれるようないわゆる「マーケティング本」ではない本をお勧めします。例えばこれ。人が(とくに日本人が)どのように場の空気に支配されて物事を決める(あるいは決めない)のかについて考察された、永遠の名著です。
 

■【2冊目】 ドキュメント 戦争広告代理店~情報操作とボスニア紛争 高木徹

■【3冊目】 戦略PR 世の中を動かす新しい6つの法則 本田哲也

 

パナソニック コネクティッドソリューションズ社 常務 エンタープライズマーケティング本部長 山口有希子

The 12 Power of Marketing Leaders Thomas Barta


 グローバル企業のCMOが集まる会議にて、基調講演としてこの書籍の内容が著者のThomas Barta氏によって共有されました。マーケティングのノウハウではなく、マーケターが組織の中でなすべきことを実践するために重要なリーダーシップの本です。私自身がとても納得し、また刺激を受けました。多くの世界のマーケティングリーダーが推奨しています。変化の最中だからこそ、必要な考え方だと思います。

 
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