10年前の夕張市復興プロジェクトが構想のきっかけ
ADKクリエイティブ・ワンは7日、クリエイティブ・ブティック「FACT」の設立を発表した。本ブティックは、同社のエクゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター 三寺雅人氏の構想のもと、世の中に知られていない価値ある事実をクライアント企業と発見・創造し、人を動かすということを目的に掲げて結成された。
FACTの代表取締役社長・共同CEOに就任する三寺氏は、設立にあたって次のようにコメントを寄せた。
「『価値ある事実に光を当てて人を動かす』というFACTのコンセプトは、10年前に携わった夕張市の復興プロジェクトでの実体験が起点となっています。
財政破綻し人口が日本で3番目に少なくなった市が、裏を返せば日本一離婚件数が少ない市であるという隠れた事実を発見し、『日本一夫婦円満の街』として新たな光を当て、住民とともに自活の一歩を見出しました。
そんな人々が前向きになれる、動きたくなる『価値ある事実』がこの世にはまだまだたくさんあふれていると思います。真に人を動かすことにコミットし、ブランド・地域・社会にある『価値ある事実』の発見を武器に活動していきます」
参考:「あんたらもまた夕張を食い物にするのか!」クリエイターとしてのエゴに気づかされた一言
FACTは、クリエイティブディレクターのほか、コピーライター、ストラテジックプランナー、PRディレクターなど6人でスタート。オフィスは、新オフィス開設まではシェアオフィス「we work」を利用する。
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ADKクリエイティブ・ワンは、多様・多角化する広告業界において、クライアント企業の課題を解決すべく、クリエイティブ・ブティックを複数立ち上げる「ブティック・サテライト構想」を進めており、今回のFACTもその一環で設立された。
■メンバー
・三寺雅人 (エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター/シティ・アクティベーター)
・佐伯善虎 (ビジネスディレクター/プロジェティスタ)
・松原康雄 (クリエイティブ・ディレクター/アートディレクター)
・澤邊浩祐 (コピーライター/CMプランナー)
・鈴木大輔 (ストラテジック・プランニング・ディレクター/コミュニケーションプランナー)
・堀田有利佳 (PRディレクター/コミュニケーションプランナー)