廃止されたライオンと、新設されたライオン
カンヌライオンズ会場からの速報、第2弾です。今年は、カンヌライオンズが大きな「変化」を表明した年です。その背景については前回お伝えしました。
まず廃止されたライオンから、見て行きましょう。それは、サイバー(インターネット関連)とインテグレーテッド(統合)です。この2部門は内容が廃れたから無くなったのではなく、逆に進展しどんな施策においても2つの内容が“普通”になったがために、「その項目を部門として特別に設ける必要は無いだろう」と判断されたのだと思います。
確かにいまどき、インターネットを使わず、統合を意識しない広告コミュニケーションの方が珍しいですよね。また既存のライオンのひとつであるプロモ&アクティベーションは、ブランド・エクスピリエンス&アクティベーションに変更されました。
一方で、新しく設けられたのが、「インダストリー・クラフト」「クリエイティブeコマース」「サステナブル・ディベロップメント・ゴールズ」「ソーシャル&インフルエンサー」の4つのライオン。eコマースやソーシャル&インフルエンサーが新設されたのは、実際のビジネスの 世界を反映していますね。
こうして確定した26のライオン(部門)を、カンヌライオンズは、9つのトラックに分類しました。詳しくは、Webサイトでご確認いただきたいが、①コミュニケーション、②クラフト、③エンターテイメント、④エクスピリエンス、⑤グッド、⑥ヘルス、⑦インパクト、⑧イノベーション、⑨リーチとなります。
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