ほろ酔いマーケティング談義 Tipsy Tips for Marketers #08

EC販売前年比360%でただ今絶好調。寒い冬にモヒートを売る方法

前回の記事:
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パーセプションチェンジのための、仲間をみつけよう


 「モヒート」などに使われるラムというお酒に対して、夏向きの商品というイメージを持つ方が多いと思います。中南米、カリビアン由来のお酒だから暑い時期にピッタリ、という連想はあながち間違っているとは言えません。 
 
 では、冬の季節に不向きかと言えばそんなことはなく、ビール、ハイボール、レモンサワーといったアルコール飲料が暖房のよく効いた居酒屋やレストラン、そして自宅で消費されるのと同様に、冬の季節でもモヒートは美味しく飲んでいただけます。 

 しかしながらビール、ハイボール、レモンサワーよりも夏という季節との連想が強いラムの場合、ちょっとした工夫が必要になりきます。今回は、そんな消費者の持つブランドへのパーセプションを変えることへのチャンレジについてお話ししたいと思います。 ご紹介するのは現在進行中の施策ですが2019年12月のEC(アマゾン)でのバカルディラムの販売金額が前年同月との比較で360%、つまり一年前の3倍以上売れており目下絶好調です。  
 
2019年7月フジロックフェスティバルにて撮影 

 夏イメージのブランドを単独で「いや実は冬にもいいんです」とアピールするのは、潤沢な予算があれば別ですが、なかなかしんどいアプローチになります。
 
 そこで、同じようなパーセプションチェンジを狙いたい「仲間」を見つけることで、メッセージの浸透力を大幅に増幅することが出来ます。 

 今回、バカルディラムが、そのパーセプションチェンジの旅の相棒としてタッグを組んだのが「キャンプ」です。キャンプもまた、夏の時期を中心に暖かい季節に大自然の中にテントを張って楽しむもの、というパーセプションを持たれています。しかし、ラムがそうであるように、冬には冬のキャンプの楽しみ方が存在します。 



 そこで、まずはWebメディアのTABI LABOに出稿してタイアップ記事「キャンプに持っていくべきお酒は、じつは『ラム』だった」を掲載しました。 

 冬のキャンプの醍醐味のひとつである「焚き火」と相性が抜群の「ホットラムチャイ」「ホットバタード ラム」などを紹介し、冬には冬のラムの楽しみ方があることを読者に提案しました。 

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