【読書の秋】自分を成長させてくれた書籍 #08

【読書の秋】一般社団法人渋谷未来デザイン 長田新子氏、デコム 大松孝弘氏の「自分を成長させてくれた書籍」⑧

前回の記事:
【読書の秋】クー・マーケティング・カンパニー 音部大輔氏、近畿大学 世耕石弘氏の「自分を成長させてくれた書籍」⑦
  Agenda noteでは、読書の秋であるこの時期に、毎年トップマーケターにおすすめの書籍を紹介してもらっています。今年のテーマは「自分を成長させてくれた書籍」です。日々学び、成長し続けているトップマーケターが、マーケター、ビジネスパーソンとして、自分自身を成長させてくれたと感じる書籍を1冊紹介しました。
 

一般社団法人渋谷未来デザイン理事・事務局長 / 一般社団法人Metaverse Japan代表理事長田新子氏


自分を成長させてくれた書籍:
テクノロジーが予測する未来
伊藤穰一(著)
 

 Web3・メタバース・NFTというキーワードを聞かない日はありません。単なるテクノロジーではなく、働き方、文化、アイデンティティなど社会の構造自体を変化させるムーブメントになるかもしれません。実際、ここ数年間の私自身を考えても、企業人から官民連携の街づくりへ、新型コロナウィルスによる街への打撃から街自体のメタバース化やバーチャルなコミュニティ形成に取り組みました。メタバースやWeb3の波が訪れるという、予想をしていなかった展開に日々直面しています。

 通信企業から携帯電話会社、エナジードリンク、街づくり、メタバースと、私が辿ってきた道は各々点に見えるかもしれません。しかし、全ては繋がりつつあり、それをどう生かすかは自分次第だと思っています。書籍の最初に出てくる「世界は新しいルールで動き始めた」という一文から想像できるように、何かが変わり始めていることは皆感じており、さらにはマーケターとして次なるテクノロジーや時代の流れに敏感であることは必須です。もちろん個人としても訪れている時代の波にどう踏み込んでいくのかを考え、行動することを後押ししてくれる一冊だと思い、ぜひオススメしたいです。
 

デコム 代表取締役社長 大松孝弘氏


自分を成長させてくれた書籍:
小倉昌男 経営学
小倉昌男(著)
 

 消費者や社会のために行政と戦い、「宅急便」によって個人宅配という市場をつくった経営者 小倉昌男氏の著書を紹介します。 同氏は、クロネコヤマトの宅急便システムを創設した人物です。宅急便は消費者が諦めてしまいて、無自覚だけれども、求めている価値を見抜く洞察力、そしてその価値を実現するための決断力や実行力によって実現しています。生前、同氏の語り口は穏やかでしたが、その言葉から垣間見える信念や覚悟は迫力に満ちていました。消費者のインサイトを捉え、イノベーションを実現し、世の中を変える。それを体現した経営者の書籍に触れてみてください。

※記事内で紹介した書籍をリンク先で購入すると、売上の一部がアジェンダノートに還元されます。

マーケターに役立つ最新情報をお知らせ

メールメールマガジン登録