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【速報】ヤンマー マーケティング部コミュニケーション部長の三田村有香氏が、シャープのブランド戦略本部長に就任
2025/12/17
- 人事,
ブランディングのプロフェッショナルとして経験を重ねる
産業機械大手のヤンマーホールディングス マーケティング部 コミュニケーション部長を務めてきた三田村有香氏が、12月16日付でシャープの新設本部「ブランド戦略本部」の本部長に就任した。
参考記事
新ヤン坊マー坊に続き本格アニメ? BtoB企業のヤンマーがなぜクリエイティブに注力するのか
シャープ
ブランド戦略本部長
三田村 有香 氏
P&Gマーケティング本部にてSK-IIグローバルブランドマネージャーや生理用品ウィスパー(日韓)ブランドマネージャー等を担当。その後不登校生支援に注力する通信制高校での広報・マーケティング、江崎グリコ(株)コーポレートコミュニケーション部を経て、ヤンマーホールディングス ブランド部 コミュニケーション部 部長に。2025月12月16日より現職。国家資格キャリアコンサルタント。
ブランド戦略本部長
三田村 有香 氏
P&Gマーケティング本部にてSK-IIグローバルブランドマネージャーや生理用品ウィスパー(日韓)ブランドマネージャー等を担当。その後不登校生支援に注力する通信制高校での広報・マーケティング、江崎グリコ(株)コーポレートコミュニケーション部を経て、ヤンマーホールディングス ブランド部 コミュニケーション部 部長に。2025月12月16日より現職。国家資格キャリアコンサルタント。
三田村氏は、新卒でP&Gに入社し、マーケティング担当としてスキンケアブランド「SK-II」のグローバルブランドマネージャーや生理用品「ウィスパー」のブランドマネージャーなどを担当。その後、不登校生支援に注力する通信制高校の本部に時短勤務で転職し、全国約60ヵ所のスクーリング拠点のブランディング統一や、教育業界ではまだ盛んではなかったデジタルマーケティングを導入した。江崎グリコに転職後は、コーポレートコミュニケーション部の立ち上げなどに携わり、コーポレートブランディングとコーポレートコミュニケーションを担当。そして2022年7月にヤンマーホールディングスに入社した。
ヤンマーではホールディングスのもとに農機・建機・エンジンといった各事業会社があり、個々に商品プロモーションを行っていたが、ヤンマーグループ全体として統一的なコーポレートブランディングを実行する組織体制になっていなかった。三田村氏が入社するタイミングでホールディングスにブランド部(2025年4月に「マーケティング部」に変更)が立ち上がり、部内の3組織(コミュニケーション部、デザイン部、コーポレートブランド室)のうち、同氏はコミュニケーション部の部長に就任。ヤンマー全体としてのグローバルブランディング・コミュニケーションを率いた。
1912年創業の大手総合エレクトロニクスメーカー・シャープは、電気通信機器や家電、情報機器、電子部品の製造・販売を主力事業とし、液晶テレビ「AQUOS」や、独自の空気浄化技術 プラズマクラスターを搭載した生活家電、スマートオフィスサービスなど多岐にわたる商品・サービスをグローバルで展開している。
11月10日に発表された2025年度上期(2025年4月~9月)決算では、売上高こそ前年同期比13.3%減の9,503億円となったが、営業利益は4億円から289億円へ大幅増益となり、収益性が大きく改善した。液晶パネル事業の見直しや構造改革の進展によって収益基盤が強化され、業績改善の兆しが鮮明となっている。
三田村氏は、BtoC/BtoBの両方を含む幅広い業界で積み重ねてきたブランディングのプロフェッショナルとしてのスキル・経験を活かし、日本を代表する企業・シャープの復活、そしてさらなる成長に並走する。
シャープならではの価値を顧客に届け、シャープらしさを取り戻す
就任にあたり、三田村氏から寄せられたコメントは以下の通り。
シャープは2016年に台湾の鴻海(ホンハイ)の傘下となり経営危機を乗り越えてきました。昨年6月、社長にシャープ生え抜きである沖津雅浩氏が就任し、「今一度創業の理念を見つめ直し、シャープらしさを取り戻したい。そしてシャープならではの新たな価値創出を通してブランド価値を向上していく」ということをFY25-27中期経営計画の土台としています。
私はこの考えに大変共感し「ぜひ共にチャレンジしてみたい」 と強く思いましたので、新たに立ち上がるブランド戦略本部の本部長を務めさせていただくことをとても嬉しく思っています。ブランド戦略本部は、まさにブランドの全てが詰まった部門となります。これまで別々に存在していたブランド戦略推進部、広報部、総合デザインセンターをひとつにまとめ、より一気通貫したブランド戦略の立案・実行を可能としていきます。
私はこれまでずっとマーケティング・ブランディング・コミュニケーションの領域に携わってきましたが、前職のヤンマー、前々職のグリコも創業の精神が強く息づいている会社であり、私はこの創業の精神こそが誰にもマネできない、ブランドの柱であると考えています。
特にシャープ創業者である早川徳次氏の、シャープ創業に至るまで、そして軌道に乗せるまでの人生における艱難辛苦は凄まじく、号泣しながら自伝を読んだほどです。だからこそシャープの経営理念・経営信条にはものすごく説得力があり、特に経営信条の二意専心「誠意と創意」という言葉にはシャープのブランド力すべてが詰まっていると感じています。
シャープの社名は、元々創業者が開発した「シャープペンシル」からきています。かつては「目の付けどころが、シャープでしょ。」というキャッチコピーで一世を風靡したこともありました。今の時代だからこそ「誠意と創意」の「誠意」がより重要性を増していく、ということもありますが、シャープはそれこそ創業時からこの「誠意」を第一としてきたブランドです。だからこそシャープにしか創りだせない「ならでは」の価値があると思いますし、今一度その価値をしっかりと生活者・顧客に届け、伝えていくことでシャープらしさを取り戻し、そしてさらに発展させていければと思っています。
ちょうどこの秋、新しいコーポレートスローガン「ひとの願いの、半歩先。」が発表されました。ぜひこれからのシャープにご注目ください。




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